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#_042 ページ42






香帆「…あの瞬間私の中で何かが崩れた。


Aは今まで通り、私に接してくれてた。



なのにアイツはっ!私よりアンタを選んだ。




アイツがAになに吹きこんだかは知らないけど、Aまで私を避けるようになった……



よりによって何で奴 隷呼ばわりされてるアンタなの!?

完全に私への当てつけじゃん!



プライドズタズタにされて…

言いようのない怒りが湧いて…



…許せなった。





…だから、アイツのあとをつけまわして。

アイツのものを壊して。


アイツを追い詰めた。」


_____________________

回想



雨の中、澪奈と香帆は向かい合っていた。


澪奈「もうやめて!」



香帆「…なら死んでよ……」


澪奈「!?」





香帆「アンタが死んだら辞めてあげる…



……ねぇ死んでよ…


死んでったらっ!!」





香帆は泣きながら澪奈に怒鳴った。
_____________________





香帆「自分でももう抑えられなかった…。」



柊「それで、あのフェイク映像を撮ったのか?」

香帆「撮ったのは私じゃない!


あの動画が入ったDVDが私の鞄の中に入ってたの。

私はそれを利用して投稿しただけ。



澪奈を陥れるために……」




『……何で』

さくら「何でそんな事したの?」




香帆「うっさい!!アンタは黙ってて!」



さくら「文句あるなら私にいえばよかったじゃん!


私に近づくなっていえばよかったじゃん!」


香帆「言ったら離れてくれた!?」


さくら「離れたよ!」

香帆「嘘つくなよ!」

さくら「嘘じゃない!


…離れたよ!


澪奈が生きててくれるなら…


Aが幸せに過ごしてくれるなら…



…離れたよ?」




香帆の目から涙が溢れる。









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作者名:ちょこみんと。 | 作成日時:2019年3月2日 19時

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