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#_003 ページ3






『せんせー、おはよ。それ手伝うよ』



柊「西宮か。大丈夫だから、早く教室行け。遅刻だぞ」


『でも、先生より前に行けばセーフでしょ?だから手伝ってから行けば間に合うよ』


柊「そうか…」


Aは荷物を直すのを手伝った。



柊「ありがとな」

『ううん、でも、遅刻にしないでね』

柊「はいはい」


『じゃ』


そう言って、Aは教室に向かった。




ガラガラ


美咲「Aちゃん!おはよう!」

『おはよう』



未来「A、おはよ」

『おはよ』



クラスメイトと挨拶を交わしながら自分の席に向かう。


涼音「おはよ〜!」


諏訪「A、おはよ。今日ちょっと早めじゃん。」

『唯月、涼音、おはよ。さすがに今日は遅刻しないよ』

涼音「まぁ、ギリギリだけどね」




『てか、後ろで何騒いでんの?』


涼音「何か、後ろのドアが開かないんだって」


『…ふーん』






どうこう言ってる間に先生が入ってきた。




さくら「先生!後ろのドアが開かないんですけど」





柊「とりあえず席に着こうか」




柊は戸惑うことなく答えた。






柊「あれ?甲斐くん達は?」


『遅刻じゃないですか?』



Aの席は甲斐の横の一番窓際の後ろの席。

なので、Aの周りの席はガラガラだ。




そう話していると、扉が開いた。




光多「おーい、間に合った間に合った」


柊「間に合ってない、遅刻だよ」



賢「まぁ、ぶっきー少しぐらい多めに見ろって」




賢はそう言って柊を足で蹴った。



それを見たクラスメイトも楽しそうに笑っていた。


Aは、興味がなさそうに窓から空を見ていた。



甲斐「A、はよ」

『おはよ』





諏訪「甲斐達さ、Aより来んの遅いって相当だよ」


甲斐「A、今日は早いんだな。」


『うん、隼人に勝った〜♪』



A達がそう話している間に、柊はドアを閉めた。



カチャ



さくら「…?」




柊「今日は、大切なお知らせがあります。」


ザワザワ


クラスがざわざわする中、柊は続けた。



































柊「今から、皆さんには人質になってもらいます。」










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作者名:ちょこみんと。 | 作成日時:2019年3月2日 19時

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