3年A組＿＿愛され美少女の話＿＿＿ (ページ20)

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さくら「みんなが、澪奈を避けるようになって、

まるで空気みたいに無視するようになって。

それに…

あんなに仲の良かったAも

澪奈を無視するようになって。

可哀想だった。」

諏訪「ちょっと、待ってよ！私達は別に…」

柊「それで、茅野！お前はどうした？」

さくら「手紙を貰いました。澪奈から

やっぱり、私と澪奈じゃ釣り合わないんだって、

だから、私も避けるようになりました。

澪奈を空気みたいに無視するようになって…

最低です。

澪奈はきっとそれが辛くて…」

香帆「何それ。

それじゃあまるでウチらが自殺の引き金引いたみたいじゃん。

え、何？

ウチらを主犯にしてぶっきーに裁いてもらいたいの？」

さくら「そんなつもりじゃ…」

香帆「大体、自分が一番の親友みたいに語っちゃってさぁ！

そういうのマジでムカつくんだけど」

諏訪「アンタ、皆になんて呼ばれてるか知ってる？

奴隷だから！

何でも言う事聞く奴隷、

分かる？

誰もアンタの意見なんか求めてない！

黙って言うこと聞いてりゃいいんだよ！！！」

柊「ひどいねぇ…」

香帆「うっさい！

私は卑怯な真似してまで一位になろうとしたアイツにムカついたから喋りたくなかっただけ！

それの何が悪いの？」

諏訪「香帆に一票」

光多「はい、俺も～」

蓮「薬使うような奴と仲良くできねぇよな」

涼音「そうそう、自業自得でしょ」

賢「まぁ、スポンサーからたくさん金貰って

豪遊してたって話も聞くし、他にも色々ボロが出てくんじゃねぇの？」

『…！(何で…澪奈がこんな風に言われなくちゃいけないの)』

さくら「……」

柊はAを見た後、さくらを見た。

甲斐「景山って男関係も派手だったって」

愛華「アスリートってすっごい性欲強いんでしょ」

賢「俺の友達もヤったって言ってたし」

光多「嫌われるべくして嫌われた人間だったんだよアイツは！」

『(…違う……違う！澪奈はそんな子じゃない！)』

甲斐「あんな奴死んで当然だったんだ」

『ちょっ…』

さくら「ふざけんな……」

Aが立ち上がった瞬間、さくらがそう言った。

甲斐「あ？」

さくら「…ふざけんじゃねぇ！」

さくらは甲斐に膝蹴りをした。

甲斐は床に倒れた。