WESTとちゅー。

店員と -K.Akito ページ44

桐山
「いらっしゃいませーー」



『こんにちはっ』



桐山
「あっいつもありがとうございます!!」



『からあげありますか？』



桐山
「はいっチーズですね」



この元気の良い店員さんは、



桐山さんっていう店員さん。



2か月程前に入ったこの店員さんに



一目惚れ、しました。



桐山
「いつもありがとうございますっ」



『また明日来ますっ』



桐山
「ありがとうございますっ!!」



またのご来店をお待ちしてまーす」



あー店員さんタイム終了!!



コンビニ近くのベンチに座って、



からあげを食べる。



「すみません」



『は、はい』



ここら辺の高校生かな。可愛いな



「この近くにコンビニあると思うんですけど



どこか分かります？」



『あっそこの道の角です』



「ありがとうございます」



あそこのコンビニお客さんそこまで



いないんだけどなー



あそこじゃダメな理由あるのかな



「ねぇ、明日デートしようっ？」



桐山
「、分かった」



「やったー!!可愛いスカート着てくるね」



え、彼女さん？



桐山
「俺、そろそろ戻らな」



「じゃあ明日楽しみにしてるねっ」



ﾎﾟﾂﾎﾟﾂ



こんな時に雨なんて、涙が空に映ったみたい



『、ただの店員さんとお客さんなのに。』



桐山
「あれ、どうしたん？」



『桐山さん、』



桐山
「風邪引くで？」



『で、でも』



繋がれた手をそのままに



『彼女さん、いるじゃないですか。



私ただのお客さんですよ？



ほっといて下さい、、』



手を離して歩き出そうとすると



桐山
「待って、」



いつの間にか抱きしめられてて。



桐山
「俺、彼女居らんよ？」



『でも、』



桐山
「あいつただの追っかけやで」



『だとしてもっ、私はただの「ちゃうよ」



雨の音だけがﾎﾟﾂﾎﾟﾂと聞こえると



桐山
「あなたは、ただのお客さんやないです。



俺、惚れましたから。」



『えっ』



桐山
「俺の彼女さんになってくれませんか」



『私で、良いんですかね』



桐山
「ええに決まってるやん。



俺が好きなんやもんっ」



ﾁｭｯ



桐山
「なってくれるっ？」



『もちろんですっ』



それから桐山照史さんは、



私の彼氏さんになりましたっ



『あっコンビニ』



桐山
「戻りたないーー!!」



『待ってますっ』



桐山
「んもー可愛過ぎやっ



後でからあげ一緒に食べよなっ」



やっぱ大好きな店員さんですっ



-K.Akito

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