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緑sied
赤「あんな、俺小さい頃から神ちゃんが羨ましかった。」
緑「俺が?」
赤「そう、何をやっても褒められて、愛されて。」
そんなこと思ってたなんて知らなかった。
緑「ごめん、全然気づかなくて。」
赤「神ちゃんは悪くないで、」
緑「でもきっと俺もしげの立場だったらそうなってたと思うし。」
それに…。
緑「俺はしげが羨ましかったよ。」
赤「へ?」
緑「成績優秀で、運動もできて…。
俺にないものいっぱい持ってる。」
お互いないものねだりすぎだったのかもしれん。
緑「なぁ、母さんの事許してあげれないかな?」
赤「…うん。」
緑「しげの気持ちも分かるんやけど、あれでも一応母親だしさ。」
赤「分かってる、分かってるんやけど…、
俺も愛されたかった。」
ポロポロとしげの目から涙が出てくる。
赤「自分で自分の気持ちがコントロールできひんの。」
震える肩を抱き締める。
緑「母さんと一回ちゃんと喋ろう。
きっと伝わるよ。」
泣き止んだしげと家に帰りカップラーメンを作る。
緑「しげ、今日しげの部屋で寝ていい?」
赤「ええけど、何すんの?」
緑「今まで喋れなかった分、いっぱい話そうや。」
赤「あー、のんちゃんの事とか?」
緑「ぶっ!」
赤「うわ、かかったぁー。」
なんで知っとんの?
緑「どこで聞いたん?」
赤「兄弟の勘。」
俺たちはもう大丈夫。
あとはしげと母さんの問題や。
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ニャーコ(プロフ) - こーとさん» ありがとうございます! コメント嬉しいです! (2020年1月19日 14時) (レス) id: 30f87d79c1 (このIDを非表示/違反報告)
こーと - 更新頑張ってください。 (2019年12月19日 17時) (レス) id: acc13e51d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:english | 作成日時:2019年7月26日 19時