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赤sied
 正直あんな喜ばれると思ってなかった。

店員「ご注文お決まりでしょうか?」

青「俺はエスプレッソで。」

赤「じゃあ、カフェ・オレで。」

青「苦いの飲めへんの?」

赤「はい。」

青「へーそうなんや!
意外やなぁ。」

 それこの前小瀧にも言われたなぁ。

赤「あの、何でわざわざ俺の家まで来てくれたりするんですか?」

 自分でいうのもなんだけど…。

青「いや、昔のことになるんやけど、
学生だったとき体売ってる人と付き合ったんやけど、あっもちろん付き合ってからは止めたんやけど。」

 一口カフェ・オレ飲む。

青「客が誘拐して、無理矢理…。
それから自分で自分を。
だから、重岡さんにはこんなことしてほしくない。」

 藤井さんはちゃんと目を見て話してくれる。

赤「あー、なるほどね。」

 だから、よく伝わった。

 俺じゃなくて、元カノを重ねてるんや。

赤「やっぱりいいです。
そういうの偽善者って言うんですよ?」

 心配してくれる人がいて浮かれてたのが馬鹿みたい。

 さっき貰った一万円札を机に叩きつける。

赤「失礼します。」

 涙が出そうになるのを堪えて喫茶店を出る。

赤「え、なんで?」

 堪えててもポロポロ溢れて来る。

男「どうしたの、大丈夫?
俺が慰めてあげようか?」

 欲にまみれた汚い目。

赤「忘れさせてくれる?」

男「当たり前やん!行こう?」

青「大丈夫です。
俺が慰めるんで。」
 

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ニャーコ(プロフ) - こーとさん» ありがとうございます! コメント嬉しいです! (2020年1月19日 14時) (レス) id: 30f87d79c1 (このIDを非表示/違反報告)
こーと - 更新頑張ってください。 (2019年12月19日 17時) (レス) id: acc13e51d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:english | 作成日時:2019年7月26日 19時

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