旦那と推し

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次の日、新幹線の中でメールを送った



話を聞くと専門学校に通ってて学校が無い日はコンビニでバイトしてる


そして年齢がなんと19歳と俺の6個下



これって俺…


｢犯罪？｣



流｢ん？事件？｣



｢いや、こっちの話｣



連絡取り合ってることメンバーに言うと絶対に止められるから黙っとこう


俺のそんな甘い考えが後に大変な事になるとは思わへんかった




学校とバイトじゃ忙しいし俺の仕事も不規則やから出来ても1日10通ぐらい




そんな少ないやり取りですぐ仲良くなって敬語もお互いやめ、大ちゃん、Aと呼ぶようになった頃



いつものように｢おはよー｣っと送ると1日返事が返ってこーへん日があった



俺はその日新曲の振り合わせとレコーディング


振りは頭に全く入ってこーへんし歌詞は間違えるわ声は出ーへんわで最悪なコンディション




｢重岡さん一旦休憩しましょうか｣

｢すんません｣



淳｢おい、シゲ｣


｢ん｣


淳｢やばいことになってる｣



淳太が見せてきたスマホにはSNSの書き込みのようなもの




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この前大阪のコンビニでシゲと淳太見かけた〜笑



2019/11/02 15:48:27

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という書き込みとあのじゃんけんをした日であろう写真が添付されていた



夜やったし顔もハッキリ見えてないものの確実に俺と淳太が写っていた


ネットに回れば早いもんで既に場所は特定されていて

ファンの子が買いもせーへんのに店内をうろついたり、外から写真を撮って他のお客さんに迷惑がかかっていると



｢最悪や｣



淳｢お前このコンビニはもう行くなよ｣



｢…おう｣



お店に迷惑がかかってる以上関わることは出来ない



まさか、それで返事が返ってこーへんとか？


時計を見ると16時半

いっつもバイトが17時からやからもう学校は出てるはず


俺は急いで外に出て電話をかけた





ー｢はい｣


｢あ、もしもし、俺やけど｣


ー｢うん｣


｢A今どこ？｣


ー｢今バイト先着いた｣


｢返事無いから心配したねん｣





ー｢…大ちゃん、仕事ってなにしてるん？｣




多分もう仕事の事は知ってる


なんとなくそう感じた





｢ごめんな、電話か直接会って話そうと思って｣



｢そっか｣



｢今仕事で東京やけど近々帰るからそん時連絡する｣



｢分かった｣



どこかで1日オフがあった気がするからその時に話そうと決め電話を切った



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