無関心な重岡が。 (ページ4)

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赤「Aちゃん～、黒板消すん手伝おかー？」

「いいです、もう終わりました。」

丁度全部消し終わったというときに、教室に現れて、狙っていたのを確信づけるように鼻歌を歌っている。

小瀧が手伝ったん？なんて笑ってるけどさ、小瀧がやる羽目になったの君のせいだからね！！

赤「困るわー、小瀧がもっとモテてまうやん」

全く困ってなさそうに、笑いながら小瀧をどつく。

……小瀧ってモテるの？

桃「うわ、A今嘘やろって顔したやろ」

ひどいなあ、なんて思ってもないくせに呟いた小瀧。

……だって、どこでも重岡はモテモテって聞いたし……

噂で聞くのも、重岡のことくらい。

桃「しゃあない、俺はおこがましいくらい綺麗な顔してるから」

赤「自分で言うとこがあかんねんこいつ」

それをお前が言うか？って言ってやりたかったけど、我慢した。

……ふーん、2人ともモテるんだ。

2人とも…ね。

1人で頭の中を整理していく。

最終的に出た結論は、
このまま2人といたら、女から標的にされるのでは？

ということ。

赤「えっ、Aちゃん！？」

一刻でも早く、自分の安全を確保しなきゃ…！

その一心で、足早に自分の席に帰った。

……が、今年も席が隣だから意味がない。

赤「なんで逃げるん？」

「身の危険を感じたからっていうのが正しいかな」

桃「なんやそれ」

ちなみに小瀧は私の前。

……お願いだから神様。やめてください。