特別編 新年の御挨拶 ページ34
.
新年の御挨拶
本編とは繋がっていません。
特別編として、お楽しみください。
本年も何卒宜しく御願い致します！
新年です。
年々早く訪れる新年。
１年間の体感速度が、本当に怖い。
「おめでとーございますっ！」
そして、そんな恐怖とは無縁なともひろ。
テレビで新年の挨拶してる芸能人に合わせて、お辞儀してる。
可愛い。
分かっているのかな…まあ、まだ無理か。
人間たちはお正月一色だ。
一方で、ともひろは、おせちもお餅も味わえないわけで。
せめてとばかりに、コンペイトウを紅白にしてみた。
「あか！だいきの色！」
「あ、そうなの？」
「おん！ともね、みどりー」
そうそう、いつもは緑のコンペイトウ。
それを分かってた。
分かってたからこそ、
「じゃじゃーん！」
「わあっ、みどり！きらきら！」
緑のお着物、買ってきちゃいました。
もちろん、ともひろが好きな派手派手。
ともひろが来てからというのも、財布のひもが緩いったらありゃしない。
「これね、お着物っていうの。特別な日に着るんだよ。ほら、テレビの人たちも着てるでしょ？」
「やったあ！おそろい！」
…だからね、このくだりまたやるの？
「ちゃんと、私もお着物着まーす」
つまらない嫉妬も随分増えました。
「Aととも、おそろい！！」
さっきより笑顔になったのを見て、安心してる私。
みっともない話だけれど、ついつい対抗したくなる親心。
油断すると、ライバルはそこら中に溢れてる。
「お着替えしよっか！」
「おん！」
にこにこ笑顔で頷いた。
お着物受け取って、またいつものように着替えに行こうとするともひろ。
いやいや、さすがのお着物。
可愛いだけじゃなく、ちゃんと私の要望も叶えてくれます。
「お着物は、ともひろ一人じゃ着られません」
「えっ」
途端、曇り顔。
「Aと、おきがえ…？」
眉下げて、なんでそんな悲しそうな顔するの？
そんなに嫌なの？
私が不思議に思うなか、ともひろのテンションはただ下がり。
挙げ句には、
「とも、おきもの、やっ！」
って、お着物ぽいって。
それいくらしたと思ってんだ…！
特別編なので続きます→
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1483人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凜望 - 最高です！神ちゃんのこともっと好きになりました！ (2016年2月26日 0時) (
レス) id: f55ca5bc68 (このIDを非表示/違反報告)
ちびとら(プロフ) - ほっこりしました(´∇｀)このお話読むとほっとするんで何回も読み返したくなっちゃいます！！ (2016年2月25日 2時) (レス) id: 97b52757b6 (このIDを非表示/違反報告)
山田淳 - もう、神ちゃん天使でした!!ずっとｷｭﾝｷｭﾝしてました♪のんちゃんのやつも絶対読みます。これからも頑張ってください!! (2016年2月7日 22時) (レス) id: 4ab1e02086 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ＠薮 光∞慧(プロフ) - すっごく面白かったです！可愛い神ちゃんを想像しながら読んでました。こんな人形実際にあったらいいなぁ、笑 更新お疲れ様でした。望の方も読ませていただきますねッ (2016年1月31日 15時) (携帯から) (レス) id: 405256a79f (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 完結おめでとうございます！すごく神ちゃんかわいかったです^ ^神ちゃん担なのですごく嬉しかったです！のんちの方も楽しみにしてます！ (2016年1月16日 20時) (レス) id: 5b58b1eaf5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：茉莉花
| 作成日時：2015年11月26日 23時
