帰宅部の活動内容【N.Daigo】～Season 2～ (ページ24)

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それから帰宅部に全く参加しなくなり、

孤立していた。

誰とも話したくないって言うのが

本音だった。

放課後、靴箱で靴を履き替えていると

廉「Aちゃん、

久しぶり」

久々に廉と話した。

「…あぁ、久しぶり」

廉「ちょっと話しあるから来て」

「え、ちょ」

強引に手を引っ張られ、

連れてこられたのは

体育館倉庫。

薄暗くて

色黒の廉の顔はよく見えない。

廉「もうこれ以上、

そんな暗い顔みてられへん。」

「…なに、話って」

廉「…大吾となんかあったんやろ」

「その話はしたくない」

はやく

逃げたくて、

出口を出ようとしたら

また腕を掴まれて。

廉「なんで俺らを頼らんの？」

怒り気味でそう言われた。

廉「こんなにも、

Aちゃんのこと思ってるのに

なんでいつも1人で抱え込むん」

「…私の問題やから、

みんなに迷惑かけたないねん」

廉「それやったら

もうちょいうまく誤魔化さんと。

そんなに態度変えてさ、

助けてっていってるも同然やで」

図星だった。

自分では

強がって

弱みを見せないようにって

ずっと隠してたつもりやねんけど、

本当の自分は、

だれかになにか言うて欲しくて

たまらんかった。

なんでも私のこと見抜いてしまう廉。

「…わたし、

ほんまに大吾の彼女って立場でええのか

もう分からんくなって」

廉「うん」

なぜだか、

廉のその言葉で

つぎつぎ

止まらなくなって。

「常に周りの目線気にしてて、

そしたら最後は

大吾が女の子とキスしてるの見てしまって、

完全に自分の存在が嫌になってもうてん」

廉「…大吾、そんなことしてたん…？」

「…だって私より断然可愛い子なら

誰だって

そんな気持ちになるよ」

廉「…俺はならへん」

「廉はそうかもやけど…」

廉「俺やったら、

絶対そんな思いさせへん」

その瞬間、

思いっきり抱き寄せられて、

唇が押し付けられるくらい

強引なキスをされた。