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次の日は
どうしても行きたくなくて、
お母さんに
頭痛いって仮病を使ったけど、
大丈夫。
頭痛くらいじゃ休めへんよ。
その一点張りで
ずる休みは出来なかった。
仕方なく
準備をして学校に向かった。
途中、
なんどもなんども
逃げたいって思ったけど
学校の前まで来てしまった今は
もう戻れない。
今日ほど学校が地獄に感じたことはない。
教室に入ると
いつもみたいに
みんな騒いでいた。
そのなかに溶けるように
自分の席についた。
なるべく昨日のことは
思い出さないように。
そう決めた。
正「昨日大丈夫やった？」
「あ、うん
ちょっと気分悪くなって」
正「そっか、よかった」
正門と話すのも
結構久々で
少しだけ
緊張した。
昼休み、
教室で食べたくなくて
学習室で弁当を食べた。
ひとりの時間が
すごく長く感じたけど、
それが心地よかった。
何も考えなくてもすむ。
でもそんな空間に
一番会いたくない人がきた。
西「…やっぱここおった」
ドアが開いて、
西「教室探したけどおらんから、
ここかなーって思ってきたら
ほんまにおった笑」
わざと明るく振舞う彼が
そういった。
なるべく考えないようにって
決めてたのに
その顔を見ると
やっぱり思い出す。
昨日の光景。
「…なんで」
西「仲直り」
作った笑顔くらい
分かるよ。
昨日のキスのこと
心残りなんだよね。
きっと。
西「仲直りしよ」
「…ごめん」
西「…え？」
「仲直りしても、
もうこの関係はやめたい」
西「…いきなり…なにいうてんの」
それが、
考えた結果。
「西畑とおると、
いろいろ疲れんねん…。
私よりいい子なんか沢山おるし」
言い方はきついだろうけど、
そう言うしかなかった。
私は
悪者になっても
彼女を辞めることを選んだくらい、
心がズタズタだった。
もう、
これ以上、
西畑の顔を見てられんくて。
「…ほんまに、
勝手でごめん」
学習室を出た。
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美広(プロフ) - 丈くん、まさにし、しょうれん（つまり関ジュ）が大好きで、西畑メインの作品を探していて、読みやすくてすごくいい作品だと思いました！更新、まってます！ (5月9日 20時) (
レス) @page30 id: 0b2539d07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIKE√ | 作成日時：2017年4月22日 14時
