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文化祭当日、
うちのクラスは結局お化け屋敷で、
最後のリハーサルをしていた。
私は、
髪が長いってだけの理由で
勝手に貞子に決定されて。
しかも一番最後で驚かす役。
結構重大なんです…。
正「うわ、こわっ笑」
白いワンピースに
髪をだらんと垂らした格好で
正門の元へ行くと
そう言われた。
「うらめしい…
受付の正門がうらめしい…」
正「仕方ないやん、
俺客引きやから」
くそう、
顔がいいって
ほんまに羨ましい。
私は午前中だけこの役で、
あとからは見て回ることになっていた。
くらやみのなか、
光る腕時計を見ると
11時半だった。
…あと30分。
ひたすら
来た人にうらめしや〜って言って
追いかけるのか…。
『キャーー！』
あ、誰か来た。
スタンバイスタンバイ。
掃除棚のなかに隠れてスタンバってると、
『大丈夫やって〜俺について来い！』
…ん？
なんだか聞きなれた声。
隙間から外を見てみると、
藤「ほらこれ、ただの人形やで〜笑」
あのうるさい顔、
丈くんやん！
思わずドアを開けて
「丈くん！」
そう言ってしまった。
藤「うわぁぁぁぁぁ！！
ごめんなさいごめんなさいー！！」
あ、私今貞子やったんや。
さっきまで余裕ほざいてたのに
私を見て本気ビビリする、丈くん。
その隣にはあのスタバの店員さんがいた。
「丈くん、私やで！」
髪を上げてそういうと、
藤「なんや！Aやん！！」
驚いた様子。
髪の毛も茶髪になって、
思いっきり大学生エンジョイしてんねやろな。
「来てくれたんやね」
藤「…まあな！
お前らの顔見たくて」
少しだけ大人っぽくなってる気もする。
藤「…俺、かっこいい先輩風やろ？」
…いや、変わってへんな。
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美広(プロフ) - 丈くん、まさにし、しょうれん（つまり関ジュ）が大好きで、西畑メインの作品を探していて、読みやすくてすごくいい作品だと思いました！更新、まってます！ (5月9日 20時) (
レス) @page30 id: 0b2539d07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIKE√ | 作成日時：2017年4月22日 14時
