初めて聞く本音 ページ38
.
Tomohiro side
俺が頼れって言うたら、
ちょっと戸惑ってたけど、話してくれた。
智「じゃあさ、1回全部忘れてみーひん?
もうそのプレッシャーから解放されよう。
何も考えずにAちゃんが書きたいこと、
書いたらええよ」
『自分が書きたいこと?』
智「そう。
自分が書きたいこと、伝えたいことを言葉にする。
俺も初めて曲作った時、
どうやってすればええか分からんくなってさ。
でもな、そん時に
「神ちゃんのしたいようにしたらええよ。
神ちゃんのしたい事が俺らのしたい事やから」
ってメンバーに言われて救われてん。
今度はその言葉を俺がAちゃんに贈ります」
"自分のしたいことをしなさい”
そう言うと、
Aちゃんは「ありがとう」って言って、
再びペンを持ち、紙に言葉を書き留めていった。
涙目にはなってたけど、涙は流れてない。
人に涙見せるのはまだ厳しいんかもしれへん?
でも、これからそれが出来るようになったらええな。
.
299人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:コスモス | 作成日時:2020年4月24日 14時