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「ぶっちゃけ、そういう雰囲気にしてんの大野さんだけどね」
「はっ！？なんで俺が…」
「大野さん見てると、ムラムラする」
「っ…、」
カッと顔が赤くなるのがわかった。
俺は手首を掴んだまま、正直な気持ちを言った、
居酒屋にいるときからずっと、何かが沸き起こるような感覚が続いていた。
何をしたいんだろうって、自分に問い掛けていた。
自分でも驚くほど冷静に、考えた結果の言葉がぽろっと出てきた。
「さっ、櫻井さんはモテるんだし…たくさんやれる相手いるじゃん…！」
「何も大野さんとやりたいって言ってるわけじゃない。ただ、異様に掻き立てられるというか…そういうホルモンが出てんのかな？」
「出てるわけないだろ！もうっ、意味わかんないことやめようよ…」
「じゃあ、俺に見られたいって意識は？」
「えっ…？」
「大野さんだって、意味もなく俺と食事したわけじゃないんでしょ？」
「それは…」
あんなに会食のとき見てたのに？
自分から引き止めて、連絡先を聞いて誘いを促すようなメッセージしてきたのに？
ひとつも俺に対してそういう気持ちはなかったって言える？
「俺は会ったときからずっと、中身が見てみたいと思ってた」
「中身、って…？」
「ここの中身」
「ちょっ…」
座り込んだままの彼のほうを向くと、ネクタイに手をかける。
抵抗すればいいのに、何をするのかまだわかっていないのか、動揺した顔でじっとその動作を見つめている。
ネクタイをシュルっと解くと、きっちり閉められた第一ボタンを外した。
「待って、待って。俺の裸が見たいってこと？」
「んー…じゃあ、そういうことでいいや」
「み、見たって何もないけど…」
「だから確かめさせて」
「な、にを…」
「見て、俺が何もないかどうか」
「そんな、」
二つ目、三つ目と外していくと、徐々に胸元が露わになっていく。
それだけでまたゾクゾクと激しくこみ上げてきた。
しかし胸下くらいまで外し終えると、恥ずかしくなったのか、彼の手がボタンの部分を握りしめて離さない。
「大野さん、手どけて」
「…やだ、」
「何が恥ずかしいの？プールとか温泉でも恥ずかしくて隠すわけ？」
「それと今とは状況が違うっ！」
「なら、邪魔だからどけるね」
ぐいっと引っ張りボタンから遠ざけると、ベッドに落ちたネクタイを両手首に巻き付けた。
びっくりして目を丸くしていたが、本気の抵抗は見せなかった。
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京(プロフ) - 碧央。さん» 碧央さん、ありがとうございます！詳細な感想までいただけて…本当に本当に嬉しいです！！まだまだ書き続けたいと思いますので、今しばらくお待ちいただければと思います！ (2021年1月24日 1時) (
レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - ゆうきさん» ゆうきさん、ありがとうございます！！細かく読んでいただけて大変嬉しく思います。続編はもう少々お待ちくださいませ！ (2021年1月24日 1時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - butazch715413さん» ありがとうございます、そう仰っていただけて本当に励みになります！続編は書く方向で進めますのでもうしばらくお待ちくださいませ。 (2021年1月24日 1時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
碧央。(プロフ) - 初めまして。毎日読みに来るのが楽しみで続きが気になって仕方ないほどにとても好きな物語でした。切なく胸が痛くなる場面や、ドキドキして高鳴り、にやけてしまう程ラブラブな場面、とても楽しませていただきました！続編読みたいです！お願いします！ (2021年1月23日 23時) (レス) id: c1ed4221ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 京さん、初めまして。京さんの描く色っぽくて魅力たっぷりな大野さんが大好きです。お話の更新をいつも心待ちにしておりました。このお話の続編、是非是非お願い致します！楽しみにしております！ (2021年1月22日 11時) (レス) id: 096605d473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2021年1月3日 1時
