攻撃高めたトリプルフェイスとスナイパー、防御固めたジンの妹ことこの私【名探偵コナン】

楽しい時間の後のカオス ページ25

都内最初の祭りという事で人口密度もそれなりに高かった

...それに、下駄を履いているからか少し歩き方がぎこちない

背が周りより高い分、高さのある靴なんて好まなかったから全然馴れないけど遅れを取らないようにと必死に後をついて行く

「射的がある！Aさんあれやりましょう！」

園子ちゃんがキラキラした目で指指す先には射的台

射的とかやった事無いけど大丈夫かな

お金を払い銃を手に取る。意外と重いんだな

弾は五発。商品に狙いを定め発砲するが当たらない

それでもめげずに撃ちまくったが全てかすりもしなかった

「だ、大丈夫ですよ！初めてだったから...」

二人が必死にフォローしてくれるがコナン君+成人男性二名は笑いを堪えている

どうせセンス無いですよ！見当違いですよ！

「安室さんと沖矢さんもやってみて下さい！」

「そうですね、折角ですし。...沖矢さんには負けませんよ」

「ほぉー？受けて立ちますよ」

大の大人二人が花火散らしてる。花火はまだいいよ

だがうって変わって銃を握ると二人とも鋭い顔付きになる

なんか空気抵抗とか発射速度とか商品の重量みたいな事をブツブツ言っててかなり引いた

狙った獲物は逃がさないライオンの如くお互い五発全て命中させ商品ゲット

何者なのこの二人

射的のおっちゃん泣いてるし。不憫過ぎる

でも「いい練習になったから」とか言って商品は受け取らなかったらしい



それから沢山歩いて周りたこ焼きや焼きそばの匂いにつられて食べまくった

『幸せ...』

ベンチに座ってひとまず休憩

園子ちゃんは次郎吉おじさん？とか人に花火が綺麗に見える特等席を取れないか頼みに行き蘭ちゃんは屋台巡りが足りないらしくコナン君が同伴しに行った

という事は現状残された三人は男性二人と私

皆何処か行くって言った時は必死の形相で止めに入ったよ。だけど思いも虚しく届かなかったのです

『...あの、近いです』

私を挟む様にして両脇に座ってくる二人

「Aさん、まさか男二人が仲良く隣に座れだなんて残酷な事言いませんよね？」

言う訳なかろう。ただでさえ共に行動してるだけで火花散らしてたくせに

「安室君には随分と嫌われたようだ」

「ははっ、そうでも無いですよ」

ほらもう私を挟んで睨み合わないで欲しい

『...はぁ。ちょっと鏡見てきます』

二人の間からなんとか抜け出し思いっきり伸びをする

取り合えずあの大人げない二人を放置するのは気が引けるのでトイレへと直行した

貴方と見る花火はどんなものでしょうか→←無事に祭りを堪能したい

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