itsuki 2 ページ3
腕を引かれて連れてこられたのはバーカウンター
樹「お酒飲める？」
「強くないので少しなら」
そういうと彼は少し考えた後、バーテンダーのお兄さんに注文をした
『お待たせしました、カシスソーダです』
カウンターから出されたのはまさかのカシスソーダ
こういうところにいる男の人ってテキーラとか出して女の子潰れさせるかと思ってたから彼が注文したものは意外だった
ちらっと彼の方を見ると
クスっと小さく笑って
樹「もっと強いお酒出してくると思った？」
なんて、私の考えはお見通しみたい
「樹さんは此処にいる男の人とはなんか違う気がします」
なにが？って言われたら上手く言い表せないんだけど
樹「…樹でいいよ、」
唐突にそんなこと言うからなんだか気まぐれでマイペースな猫みたい
「えっと、、でも歳上ですよね？私まだ20…」
樹「ひとつしか変わんないじゃん」
「じゃあ… 樹、くん」
これでも結構勇気だしたのに隣の彼はちょっと不満そう
樹「まあ今日はそれでいっか」
"今日は"
今日は ってことはまた会えるの？
樹くんの一言一言が気にかかってしまうけど、また来てもいいですかなんて聞く勇気は生憎持ち合わせてない
樹「俺のこと知りたい？」
相変わらず余裕そうな顔をして、私の顔を覗き込んできた
…何というか
樹くんって、チャラチャラしてそうなんだけど自分から手はださないんだね
でもその熱っぽい視線と低く響く声が私を引き込んで離さないから
気づいた時には自ら彼の元へ向かっていってる
騙されるかもしれない、遊ばれるかもしれない
そんな考えもあったのに
此処に入った瞬間の危機感とか怖さとかは全部考えられなくなって目の前の彼にただ引き込まれるだけ
私は無言で頷いた
すると樹くんは、ふっ と余裕そうに笑って
樹「教えてあげる、俺のこと、沢山」
そう言って彼は私の髪を優しく撫でた
その熱っぽい視線に捕まったら最後、もう逃げられないし、もうきっと沼にはまってしまった
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krk(プロフ) - はじめまして！いっちゃん、壱馬くん最高すぎます！！！北ちゃんも楽しみにしてます(*^^*) (2019年8月31日 4時) (
レス) id: 203c39d9ec (このIDを非表示/違反報告)
ぐーりん(プロフ) - こんばんは！いつも楽しみに見させて頂いてます♪また、壱馬君のお話が見たいです！更新いつも楽しみにしています^_^更新頑張ってください (2019年8月26日 1時) (レス) id: 28842cd990 (このIDを非表示/違反報告)
凛華 - 樹の話や壱馬の話など全部最高です！翔平や北ちゃんの話もみてみたいです！ (2019年8月22日 22時) (レス) id: cc2901e95d (このIDを非表示/違反報告)
ほくぶー(プロフ) - 樹のやばいです！！笑笑北人のも見てみたいです！！ (2019年8月20日 11時) (レス) id: c26ab928bd (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 華さん» ありがとうございます〜！そう言って頂けて嬉しいです^ ^ (2019年8月10日 22時) (レス) id: 9045aa3859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るな | 作成日時：2019年7月18日 1時
