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riku.a ページ17

あれ、もしかして私迷子じゃない?






長い廊下で行き先がわからなくなって立ち尽くしていると




向かいからやってきた男の人








彼は私の手前で右に曲がった









あの人に着いていけば外出られるかな?

とりあえず此処にいても仕方ないので後ろを着いて行くことにした








男の人は大きな扉の前で腕についていたブレスレットのようなものをかざすと、ガチャっという音がして扉を開けた







「あ、やば 閉まっちゃう」




扉が閉まる前に滑り込みで中に入る








「何ここ…」









目の前に広がるクラブ空間に目的地では無いことを悟ったが、なんだか楽しそうなので奥に行ってみることにする









わ、プール?楽しそう







真ん中のプールではビーチボールをしたり、水を掛け合ってはしゃぐ人達









『hey! you!』





突然声がして、顔を上げればプールの中の黒人のお兄さんが私を呼んでいた







ん?なんだ?


足元を指さされたので見てみるとビーチボールが転がっていた









ああ、飛ばせってことね!







「okー!」





お兄さんのところにポーンとボールを打った








つもりだったんだけど









私が打ったビーチボールは変な軌道を描いて浮島のビーチチェアで寝ていた男の人の顔面に直撃してしまった









わ、やばっ









顔をしかめてゆっくりと目を開いた男の人は




赤い柄シャツのボタンを胸元がガッツリ見えるくらい大胆に開けていて、そこから覗く筋肉質な素肌にはアクセサリーが何個もつけられている









うわ…結構ガタイ良さげな厳つい人に当てちゃった…!









「ごめんなさい!」





反射的に頭を下げたけど謝ったとこで許してもらえるのだろうか






どうしよう、治療費とか言われてお金とか請求されたら!今月バイト代わりとカツカツよ?!









『んー?あ、これ君の?』




思ったよりも高い声の彼は私に尋ねた





「いや、違います あそこの…」


私に声をかけてきた黒人のお兄さん達の方を指差せば





「hey!RIKU!」





楽しそうに手を振ってる彼ら





『oh!is this yours?』






赤シャツのお兄さんはポーンとボールを投げた




どうやら彼は“リク”と言うらしい

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設定タグ:therampage , 藤原樹 , 川村壱馬   
作品ジャンル:恋愛
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krk(プロフ) - はじめまして!いっちゃん、壱馬くん最高すぎます!!!北ちゃんも楽しみにしてます(*^^*) (2019年8月31日 4時) (レス) id: 203c39d9ec (このIDを非表示/違反報告)
ぐーりん(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみに見させて頂いてます♪また、壱馬君のお話が見たいです!更新いつも楽しみにしています^_^更新頑張ってください (2019年8月26日 1時) (レス) id: 28842cd990 (このIDを非表示/違反報告)
凛華 - 樹の話や壱馬の話など全部最高です!翔平や北ちゃんの話もみてみたいです! (2019年8月22日 22時) (レス) id: cc2901e95d (このIDを非表示/違反報告)
ほくぶー(プロフ) - 樹のやばいです!!笑笑北人のも見てみたいです!! (2019年8月20日 11時) (レス) id: c26ab928bd (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 華さん» ありがとうございます〜!そう言って頂けて嬉しいです^ ^ (2019年8月10日 22時) (レス) id: 9045aa3859 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るな | 作成日時:2019年7月18日 1時

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