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道枝side
Aちゃんに連れて来てもらった、隠れ家風のおしゃれな整体。
さすがAちゃんが通うお店なだけあって気持ちいいし、アロマキャンドルの香りで疲れが取れる。
愛「で、しゅんしゅんは花ちゃんの彼氏なの？」
『いだっ…は、はい。そうです』
突然の質問と同時に、グッと力が込められてせっかく解れた身体に力が入ってまう。ていうか''しゅんしゅん''って…
愛「駿佑くんって言うんでしょ？ならしゅんしゅんじゃない！」
『はぁ…あの、さっきAちゃんが抱っこしてた男の子って…』
愛「私の息子。
今頃花ちゃんに本読んでもらってるんじゃないかな？贅沢だよねー、女優に読み聞かせしてもらえるなんて 笑」
愛さんは随分若く見えるけど、一体いくつなんやろう？男の子は4、5歳に見えたけど。
''花ちゃんはいいママになりそうだよね''とつつかれて、Aちゃんと俺の子供の姿を想像してみたり…
愛「花ちゃんの彼氏なら、ここだけの話しちゃおっかな。いい？」
断る理由もなくて頷くと、愛さんは''誰かに話したかったんだよね！''と嬉しそうで。
俺は俺でAちゃんの話ならいくらでも聞けるから、需要と供給が一致した感じやな。
愛「私、今25なんだけど。20歳のときに大翔がお腹にいることが分かったんだ、相手は当時付き合ってた人ね。
''いつか結婚しよう''なんて言ってたけど結局アイツは逃げて、もうどうにも出来ない時期になってて…」
なんて無責任な男やねんと思うけど、実際にそういう例はたくさんあるのかも…身の回りにおらへんだけで。
愛「まともな職にも就いてなかったから絶望しかないじゃん？お金も自信もない、今更親にも頼れない。
産みたいけど、産んでも幸せにしてあげられないと思ったから。
飛び降りようとしたときに、''ちょっと待った！''って花ちゃんが走ってきて…」
数時間かけて説得して、愛さんを思い留まらせたらしい。
当時大学1年生、Aちゃんも辛かった時期なはずやのに、人の命を救ってたなんて。
愛「無責任に助けないでよって言ったら、''私東大生なんで''ってめっちゃドヤってきたの 笑
色んな手当とか制度とか私じゃ何もわかんないから、忙しいはずなのに一緒に申請してくれて、生まれる時もずっと傍に居てくれて…」
施術が終わって腰の痛みが消える頃には、枕が俺の涙で愛さんが引くほど濡れていた。
そして俺の中に生まれた、ひとつの決意 ───。
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L(プロフ) - りんさん» そう言っていただけて嬉しいです😭これからもよろしくお願いします！ (12月22日 23時) (
レス) id: 35b5c99a6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 更新再開してくださりありがとうございます！本当にうれしいです💕 (12月22日 21時) (レス) id: a098b86f7b (このIDを非表示/違反報告)
L(プロフ) - 胡桃さん» ありがとうございます！これからも応援してくださったら嬉しいです🙌🏻💕 (12月22日 16時) (レス) id: 35b5c99a6e (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - 更新嬉しいです！ありがとうございます！！ (12月22日 11時) (レス) @page38 id: 33e27b2d25 (このIDを非表示/違反報告)
L(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (12月21日 23時) (レス) @page20 id: 35b5c99a6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lilac | 作成日時：2024年12月4日 22時
