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図書委員 春川 ･ 氷見
黒板に書かれた文字を見て、茉白はため息をつく。
くじ引きでの委員会決めで、クールなイケメンの氷見とペアになってしまったのだ。
周りの女子たちの嫉妬の視線を感じる。
春川「もうやだー…なんで私が氷見くんと…誰かと交換してもらおうかな。」
氷見を狙っている女子は多いから、誰かしら喜んで交換してくれるだろう。
と、そのまま机に突っ伏した茉白に近づく影。
氷見「俺と一緒なのが嫌だって？
それは残念だな。俺はお前が隠してるとっておきの秘密知ってるのに。
”俺と一緒の”図書委員やめちゃうなら、バラしちゃうかも。」
氷見が指に挟んでひらひら振っている写真。
そこには今話題になっている男性アイドルと茉白が、抱き合っている姿が写されていた。
春川「っ…！なんで、どこでそんな写真…！！」
その質問に氷見は答えず、ただシニカルな笑みを浮かべるだけだった。
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監督「はい、カット！OKです！一旦休憩入ります！」
いよいよ始まったドラマ撮影。今は２人の関係が始まる第一話冒頭のシーン。
まずはこの大事なシーンで一発OKを出すことが、今日の俺の個人的な目標の一つやった。
そして２つ目は ────────────
『花野さん！お疲れ様です！よかったら再開まで一緒にお話しませんか…！？』
Aちゃんに自分から話しかけること。
ちょっとかっこ悪い出だしだったかもしれないけど、メンバー内ダントツで恋愛偏差値が低い俺にしては上出来やと思う。
花野「もちろん！お互いぎこちなかったら演技にも出てしまいますもんね…」
よっしゃ！思わず心のなかでガッツポーズをする。
◇
そうは言ったものの、どちらも話し出すことはなく、気まずい沈黙が流れる。
言い出しっぺの俺が話題を振るべきやろうけど、何を言ったらいいのかさっぱりわからない。
花野・道枝「「ふっ…笑」」
沈黙に耐えられなくなった俺達は、ほぼ同時に吹き出した。
花野「…ごめんなさい、私人見知りで、話が上手くないんです…」
わかりやすくシュン、とうなだれる彼女。
そんな姿もかわいい…
じゃなくて！！！
『いやこっちこそ、僕から言い出だしたのにすみません！僕もこういうとき何を話したらええのか…』
花野「…じゃあ、お互いのことをもっと知るための質問大会とかどうでしょう？」
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wei(プロフ) - 憂鬱ちゃんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると励みになります！今後はリクエストも募集したいなと思っているので、楽しみにしていてくださいね！ (2024年9月23日 10時) (
レス) id: 35b5c99a6e (このIDを非表示/違反報告)
憂鬱ちゃん(プロフ) - とても面白いです！例のシーンの撮影のお話読めるのが楽しみです！これからも更新楽しみにしているので頑張ってください♪ (2024年9月23日 9時) (レス) @page45 id: b62c2f6570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lilac | 作成日時：2024年9月6日 17時
