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22話―『姫咲の恨み』 ページ25

『ただいま』



母屋の引き戸を引いて、重い荷物を置くと
パタパタと足音を鳴らして、母が走って来る



「まあ、もう着いたの?
 電話してくれれば迎えに行ったのに」



柔らかい笑みを浮かべて、母は私の頬を優しく撫でてくれる



母よりも、背が伸びた私は、母を見下ろす感じになる



「こんなに大きくなっちゃって…」


『大げさだよ。
 去年の冬休みも来たじゃない』


「でも、それっきりでしょう?



 さ、早く入って。疲れたでしょ?お茶でも淹れるわ」


『え、いいの?旅館は…』


「いいのよ。気にしないで」


『・・・そう?』



母がそう言うから、アタシは言葉に甘えるとして

家の床を傷つけないように、キャリーバッグを持ち上げて玄関を上がった



*姫咲*



「(Aちゃん、もう着いたかな…)」



今年も行きたかったな、旅館の手伝い



「姫咲、どうした?」


「・・・跡部先輩」



私は、恨めしく思いながら、跡部先輩を少しだけ睨んだ

きっと、睨んでるようには見えてないんだろうけど



「どうして合宿なんて入れたんですか…?



 合宿さえ無ければ、Aちゃんのお手伝いに行けたのに」


「お手伝い?って何のことや?」



話を聞きつけたのか、急に忍足先輩が現れた

私の恋敵(ライバル)でもある、非常に厄介な先輩だ



「Aちゃんの実家、旅館やってるんですけど
 長期休暇に入る度に私手伝ってたんですよ。少しの間だけ。


 なのに…、今回合宿入っちゃってていけないんですよ。




 跡部先輩、酷いです。こんなムゴイことしなくたっていいじゃないですか」


「わ、悪い」


「え、今の話、景ちゃん謝る要素一つでもあったか?」



忍足先輩のツッコミが、鋭く入る


私だって、自分勝手なこと言ってるって分かってる。でも…。



「着物のAちゃん、見たかったなぁ…。


 今年はどんな色のヤツ着るんだろ」



合宿なんて、無くなってしまえばいいのにな




 

23話―『常連客のお兄さん』→←21話―『休暇前の苦悩』



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空愛(プロフ) - おっおっおっおっ(;・∀・)さん» 主人公の性別、ですか?えと、女の子なのですが…分かりづらかったですか? (2015年8月8日 17時) (レス) id: df8cc1ba1e (このIDを非表示/違反報告)
おっおっおっおっ(;・∀・) - 主人公の性別?だよ最初。書いてください (2015年8月8日 16時) (レス) id: eab9e639e3 (このIDを非表示/違反報告)
陽向(プロフ) - 空愛さん» はい!楽しみにしてます♪ (2014年12月21日 14時) (レス) id: 85a8d33206 (このIDを非表示/違反報告)
空愛(プロフ) - 陽向さん» 本当ですか、ありがとうございます(笑) 氷帝レギュラーが出るのはもう少し先になりますね・・・苦笑 これから姫咲ちゃんのライバルはたくさん増えていきますので楽しみにしていてください!(笑) (2014年12月15日 18時) (レス) id: 5f5eb5eda9 (このIDを非表示/違反報告)
陽向(プロフ) - 空愛さん» やっぱりですか!笑 私も姫咲ちゃんと忍足君の絡み好きです♪ 氷帝レギュラーでないかな~なんて(((( すみません! 続き楽しみに待ってます!更新頑張ってください♪ (2014年12月15日 18時) (レス) id: 85a8d33206 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空愛 | 作者ホームページ:bakatesu.inaire.inaga−.animadaisuki...  
作成日時:2014年2月8日 20時

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