恋せよサウラビ！ (ページ14)

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14　受験戦争ページ14

４月１日となった。

私達は３年生に進学した。

日本の教育制度は
大きく変わった。

ウェブの時代。
引きこもり、不登校、
学校不要論が唱えられた。

しかし、これだと社会性の全くない大人が増えてしまった。

そこで、政府は教育方針を大幅に変更。

まず、電子媒体中心になっていた教材を
大昔のように紙媒体に戻した。

そして、原則学校には通うこと、

義務化された。

さらに、大きく変わったのが

大学入試の仕組みである。

私達は高校３年生になった。

大学受験をしなければならない。

しかし、個人が希望した大学に
その個人だけが試験に受かって進学する時代は終わった。

いわゆる古典的『受験戦争』は、

たとえ友人同士であっても

試験で１点でも点数の高い方が合格し、

１点でも低い方が不合格となって

明暗をわけてしまう。

これだと、友人同士の騙し合い
醜い競争意識が激化するばかりで

不適切な思想を植え付けかねない。。。。。

という発想になり。。。。

なんと

大学入試は

『チーム戦』の時代になっていた！！！

校長「というわけで、これから志望大学別に受験対策チームを作って頂き、

各チームで協力し合って、志望校合格を目指して頂きたい。

おおいに頑張るように！」

私は
超難関
日本大国大学を目指すことにした。

(何十年か前まで東京大学が日本一偏差値高かったが、
現在はここが最難関！！)

鳳凰高校は、
日本大国大学進学のための特別カリキュラムが存在し、

進学率98％を誇っていた。

現在の大学入試制度では

日本大国大学を目指すチームが10人で１チームであったとすると、

その10人の平均点が80点以上である事、、、、、

1人でも平均を下回れば
全員不合格となる。

受験科目は

国語、数学、理科、社会、英語は当たり前だが、

芸術という科目もある。

いかに難しいか、
おわかりだろうか！？

で、
私と組むのは誰なんだろう？？

健人は別の大学を希望しているから関係ない。。。

するとグクさんが
好奇心いっぱいの目で話しかけてきた。--------