恋せよサウラビ！ (ページ13)

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13　不思議な国ページ13

その日の夜は
とりあえず
健人と私と
韓国勢全員で晩御飯を食べに行くことになった。

日本らしいものを食べてもらおうというわけで、

近くのすし屋に行った。

すし屋も
外国人だらけ(笑)

すごい時代です。

健人「ナムさんは、日本語上手ですね？

ずいぶん勉強したの？」

日本語をはなせる秀才ナムさんに
自然と話しかけてしまうが、

ナムさんは本当に頭がいい。

KN「ハイ。
チイサイコロカラ、

ニホンノ

オンガクニキョウミアリマシタ。」

タケル(A)「へえ？日本の音楽の何がすきなの？」

KN「カナリフルイモノデスガ、、、、

X JAPAN トカ(笑)」

確かに
古い！！
かろうじて知ってはいるけど

それに、、、、過激だな(笑)

JM「X JAPAN！！

ボクモスキ！！」

TH「ジャパーンジャパーンジャパーンジャパーン、、、、、、。」

ああ、韓国では
かなり昔の日本の文化のブームが来ているらしく

日本のイメージも
昔のままで---------

初めてここへきて
色々驚いたらしい。

JH「外人ばっかりだよね？(←韓国語で話してる。)」

SJ「それに、日本人らしき人見かけても

若い人が少ないね。

女性はもっと見かけない気がする。(←韓国語で話してる。)」

アメリカに暴君の大統領が誕生した後、

アメリカとの国交を断絶した日本。

当時の日本は高齢化が極度に進んでいたが、
やがてその高齢者は寿命が尽きて亡くなってゆき、

人口は減少し始めた。

飽食の時代。

食品添加物の毒素の蓄積の影響で
その当時の若者は健康寿命が延びなかった。

医学は発達し
人々は外見の若さを手に入れたものの

ヒトとしての感情は希薄となり、

無気力、無感動の若者であふれた日本は

外から入ってきた外国の圧力に勝てなかった。--------

生涯未婚率も上昇し、
対応に追われた政府は

極端な

「産み分け」をすすめ、

女性の出生率を減らした。

自然界ではオスがメスの数を上回るのが自然であるから、、、、とかいう理由。

結果、
行き過ぎた産み分け政策で

女性の人口は激減。

純粋な日本人女性となると
ほんとうに見つけるのが困難な時代となった。

歴史に詳しい健人が説明していた。
ほんと、改めて聞くと
極めてクレイジーな歴史だな(汗)

JK「日本ッテ、フシギナクニ、デスネ～。」

いやあ、
日本人である私だって

不思議だと思いますよ。