・TH ページ15
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20XX年 10月5日。
教官「おい！新入り！
さっさと荷物を運べ！！」
テヒョン「あん？
おっさん、そんなに力ないの？？
こんな荷物くらい自分で運べよ！」
教官は怒鳴りつける。
教官「訓練だ！！
つべこべ言わず運べ！！！」
なーにが訓練だ。
荷物運んだからって
何が良くなる？
余計におっさん(教官)に対して殺意がわく(苦笑)
「ねえ？」
テヒョン「？」
振り返ると
なんかやさしそーな顔をした黄色札の男が立っていた。
ジミン「僕の名前はパク・ジミンです。
キム・テヒョン君・・・ですね？」
--------俺とパク・ジミンの出会いだった。
ジミン「手伝うよ。」
テヒョン「・・・どうも？」
慣れた手つきで荷物をまとめるジミン。
テヒョン「ジミン・・？さん？
長いんですか？ここ。」
ジミン「16の頃から。今19だから３年になる。」
テヒョン「19！
じゃ、タメだね！！
でも、ここでは先輩か(笑)
色々教えてください！！」
教官「そこ！！
しゃべってばかりじゃなく、手を動かせ！！」
ジミン、テヒョン「はいー。」
ジミンは俺を見て微笑んだ。
なんだ、
こいつ
気持ち悪りぃくらいいい奴。・・・
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そのあと、俺とジミンは一緒に昼食をとった。
たくさんの収容者と並んで食堂で飯を食う。
ジミン「殺人予備者レベルBなんだって？」
ジミンは俺の手首の赤い札をみて俺の目を見ずに問いかけた。
テヒョン「そうらしい。
ふん！
おかげさんで
彼女にも振られたよっ！！」
ジミン「それで、泣いてたの？」
・・・
あぁ、思い出した。
ジミンって俺の部屋の隣だったな。
聞こえてたのか・・・。
テヒョン「お前はなんだよ？
もうすぐ卒業だろ？
もっと喜べよ？」
ジミンは
何故か切なそうな顔をしていた。
ジミン「・・・そうなんだけど。」
そして
耳を疑うことを言った。
ジミン「僕にとっては
ここは
ユートピアなんだよ---------。」
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作者名：life | 作成日時：2017年9月5日 14時
