29 ごめんね ページ29
A「健人！？」
健人はきっと
恐怖で冷静さを失っている。
そう思った。
健人「やつらも、
きっと身の危険を感じたら
裏切るに決まっている！！！
中に入れるな！！！」
なんてこと！？
イヤホにジミナの声が入る。
JM『どうした！？A、大丈夫か！？』
健人「A、だまされるな！！！」
ジミナが
私達を裏切るはずない。
私は
健人を突き飛ばし
ドアをあけた。
すぐに見えたのは
顔に擦り傷を負った
ジミナの顔-------。
JM「A、、、、。」
少しよろめいて
ジミナは私を抱きしめ
人目も気にせず
キスしてくれた------。
キスなんてはじめてで
びっくりして
いろんな感情がごちゃごちゃで
私は声を上げて泣いてしまった。
ジミナは糸みたいに細い目で笑って
何度もキスしてくれた。
ごめんね、
ジミナ。
こんなにも大好きなあなたを
一瞬でも疑ってしまった。
本当に
ごめんね。
TH「こら！！！そこ！！！
いつまでも ぽっぽして、、、、
もういい加減にしろ！！」
テテさんの膨れつら。
KN「感動の再会に水を差すようだが、、、、
俺達、ここでのんびりしてはいられない。」
SJ「そう！
食料が足りない。
ウイルスに感染したときの薬もない。
日が昇ったらすぐに地上に出て、地下鉄を目指す。
地下鉄から地下道を通って中央の避難所へ行こう！」
命がけの脱出。
でも、
私は怖くなかった。
今はジミナがそばにいる。
それだけで、
何だってできる気がしていた。
JK「てか、今こんなこと言うのもなんだけど。。。。
ジミナとAって、、、、
やっぱできてたんだ。」
グクさん。。。今は、、、そういうのは、、、(汗)
TH「俺はなんとなくそうかな、、、、とは思ってたけど。」
KN「俺も。２人でデート行ってたのも知ってた。」
え、、、みんな、、、(汗)
JM「今、それ、今言わないといけないこと！？」
MY「顔、赤いぜ、ジミナ。」
JH「ほんと、ジミンちゃんって真面目だね(笑)」
ほんと、
そういうジミナのピュアなところが
好きなんだけどね(笑)
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作者名：life | 作成日時：2017年3月9日 14時
