最近見かける、いい子はセンラー(歌い手)

2話 ページ2

you side

私、Aは家出少女だ。

両親と大学出てからの進路ことで大ゲンカして、怒りにませてそのまま出てきてしまった。

私の大好きな歌い手さんのグッズが沢山ついたリュックを背負って。

幸運なことに必要最低限のものは持っている

お金はバイトしてるから何とかなるだろう。

今日は寝床探しかな.....なんて考えてると

今私の目の前で可愛いおばあちゃんが、荷物が多くて困ってるでは無いか。

「おばあちゃん！おばあちゃん！荷物私が持つよ！
貸して、家まで運んでってあげる。」

こんな時は助けるのが、手を差し伸べるのが当たり前

当たり前のことを当たり前にできる人間になりたい

センラさんの配信を聞いた時から

いろんな生き方を学んだんだ。

センラーとしてそんな人生を歩もうと

心に決めたんだ。

「おじょーちゃん、ありがとうねぇ。わざわざ家まで来てくれて。
しかしあんた、そんな荷物しょってわけありだね？家出でもしたってところかい？」

流石おばあちゃん。勘が鋭い...!

「へへっ、そうなんです...」

私がそう答えるとおばあちゃんは笑った。

「なんなら、うちに泊まってくかい？」

おばあちゃん....優しすぎる..無事...寝床確保...！

「い、いいんですか？」

「あぁ、せっかく手伝ってもらったからねぇ、あたしは構わないよ。」

今日はいい人に出会えたなぁ。

「ではお言葉に甘えて！お邪魔します！」


その日私はおばあちゃんの家に泊めてもらった。





....このやり取りが誰かに見られているだなんて思いもしなかった。

それも、私の大好きなグループのメンバーの1人に...

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