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『蛙が三匹』 ページ3

フランが両親を殺害してから二週間程が経ち、フランはニ、三回程度会った事のある叔父に育てられることになった。
異能の事は、叔父が異能力者だと分かった時点で教えている。
その事で判明したのだが此の叔父、織田作之助は天然らしい。
裏の人間である事も関係しているだろうが、フランが両親を殺害した事に一切触れなかったのだ。
しかも其の翌日には友人だという包帯お化け、もとい太宰治に引き合わされた。
しかも此の太宰が自 殺 願望を持っていたのだから笑えない、其れでいてマフィアの最年少幹部だと云うのだからフランは本気でポートマフィアはどうなっているのか、上層部は大丈夫なのかと心配してしまった。


「というかー何で太宰さんが居るんですかー?此処織田家なんですけどー。」

フランは家に居座る太宰に向かって言った。
目の前に包帯お化けが居るんじゃ、折角の叔父特製咖哩が不味くなるとフランはボソッと呟いた。
そしてどうやら、其れは太宰の耳にも届いたようだ。

「君ねぇ、友人の家に私が来て何が悪いと言うんだい?後其の呼び方は即刻変え給え。」

「えー、いーじゃないですかー包帯お化け。改名する気は微塵も無いんでー諦めてくださーい。」

「くッ、織田作!此の子一体どう云う躾されてきたのだい!?」

「ん?躾とは何だ?フランは動物では無いが、、、。」

「うわー、包帯お化けは友人の甥の事を動物だと思ってたんですかー?最低ですー。」

「そんな事は言っていないだろう!織田作、君も咖哩なんか食べてないで何とか言ってくれ給え!」


、、、。
何とも賑やかな様子だ。
若干一名、坂口安吾は話から離脱して無言で咖哩を口に運んでいる。
、、、腹を押さえながらだが、、、。


胃薬でも渡したいくらいだが、生憎其れは出来ないので安吾、強く生きてくれ。by作者

『蛙が四匹』→←『蛙が二匹』



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威月 - ちょう面白いです!続き待ってます。頑張ってください!! (2020年12月9日 17時) (レス) id: 6561cece79 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 更新、がんばってください! (2020年4月13日 16時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - かなでさん» ありがとうございます。たしかに探偵社だとカオスですし、国木田さんの胃に確実に穴があきそうですねwww。更新がんばります! (2019年8月10日 20時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - フランとリボーンが好きなので面白かったです。更新を楽しみにしています。 (2019年8月10日 19時) (レス) id: c0e56c43e5 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 探偵社に入社していたら毎日カオスですね笑。すっごく面白いのでこれからも自分のペースで更新してください!楽しみにしています! (2019年8月10日 15時) (レス) id: 5c0695dae3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:wayu0112 | 作成日時:2019年7月5日 10時

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