甘くて重い� �-mnw tomoyuki-(リク) ページ28
いつものこと。いつものことなんだけどね。
『箕輪さん！ご飯連れてってください！』
｢また今度な｣
『言いましたね！？今度ですよ！』
｢今度今度｣
今日も今日とて、後輩が相方に素っ気なくあしらわれている。
いつも通り塩対応の箕輪にあしらわれて戻ってきたAが、俺の隣のパイプ椅子に腰掛けた。
あれだけ懐いてるけど、普段楽屋では俺の近くにいることが多い。箕輪の近くにいるのは緊張するのだとか。
はっきり聞いたことはないけれど、きっとAは箕輪のことが好きなんだろうなと思う。
｢Aもよく飽きないねぇ、あんだけあしらわれてさ｣
『何をおっしゃいますか古市さん。聞いてなかったんですか？』
｢えぇ？なに？｣
『また今度なって言ってたでしょ』
｢言ってたね｣
『今度って言ってたんですよ』
｢……うん？｣
『いつもなら｢行かない｣ってはっきり言われるのに！だいぶ成長じゃない！？』
｢……………よかったね｣
『はい！！』
俺が返事をするとAはニコニコで頷いてスマホを見始めた。
｢また今度｣なんて、あまりに社交辞令じみた返答をこれだけ信じて、これだけ喜んでいる彼女が、正直不憫で仕方がない…健気にも程があるよ…
箕輪は何故か、Aをずっと避けている。
彼女が同じ劇場で活動するようになってからだから、もう2年近く経つだろうか。その真意をちゃんと探ったことは無い。
Aのコミュニケーション能力は芸人の中では群を抜いて高くて、誰とでも親しくなれるタイプの人間だ。
これだけ仲良くなれてないの、箕輪くらいなんだろうな。
まぁAの方は懐いてるけど…
相方がこの後輩をあれだけ避ける理由がわからなくて、これも奇行の一つか、なんて、変人エピソードの一つとして心に留めることにした。
｢Aのことどう思ってんの｣
｢…………んえ？｣
あまりに突然の質問に、開ききってない喉から間抜けな音が飛び出た。
喫茶店の片隅でネタ合わせをした後、その質問を突如としてぶつけられた。
いつもなら楽屋の隅か楽屋前の廊下で済ませるのに、喫茶店に行こうと言われて珍しいなと思っていたけど、これを聞くためだったのかとそこで納得する。
｢どうって何よ｣
そう返すと、箕輪は不服そうな顔でこちらを見てくる。｢わかるだろ｣じゃないのよ。
俺がその視線に気が付かないフリをしながらコーヒーを一口含むと、箕輪はゆっくりと口を開いた。
｢…好きかどうかって話｣
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ぽぽぽ(プロフ) - Myojoさん» 反応ありがとうございます！遅くなってしまってすみません🙇♀️ 今後ともよろしくお願いします🙏🙏 (3月17日 0時) (
レス) id: 55dbf46ba7 (このIDを非表示/違反報告)
Myojo - リクエストにお答えいただき本当にありがとうございます！！！！！！めちゃくちゃ最高でした！！！！本当にありがとうございます！！！！ (3月16日 20時) (レス) id: ae69377a2f (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽ(プロフ) - ゆきねさん» 反応ありがとうございます！遅くなってしまってすみません🙇🏻♀️ これまでの続きでないfkmtさんのお話も今後書こうかと思っていますので、今後とも見守っていただけると嬉しいです🙏💫 (3月3日 22時) (レス) @page30 id: 55dbf46ba7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきね(プロフ) - 以前からfkmtさんの作品を見てリクエストさせていただいたものです。本当にありがとうございます🙇🏼♂️最高でした🙇🏼♂️ (3月3日 12時) (レス) id: 98eb19c5f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽ(プロフ) - ピースさん» 反応ありがとうございます！ぜひ書きたいです！少しずつ更新していきますので、これからも応援よろしくお願いします！🙏💫 (3月1日 18時) (レス) id: 55dbf46ba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぽぽ | 作成日時：2025年1月27日 20時
