Who is sweet liAr … ?《青》

わたあめ ページ4

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舘さまが私達の関係に気付いたのは、
付き合い始めて1週間が経った日だった。


付き合う前から、お互い仲が悪いフリをしていた。

だから、そう簡単にはバレないと思っていた。







宮舘「…翔太とA、付き合ってるでしょ」







その言葉に私も渡辺も、息を呑んだ。

バレるはずがないと思っていたんだから。


遊びに行くのは大抵近くのところだったし、
人が多いところは必然的に避けていた。







宮舘「……まあ、人の恋愛に首突っ込むのはどうかと思うけど。」

渡辺「…俺、本気だから」

宮舘「俺なんにも言ってないけど？」

渡辺「っ、」







くすり、と笑った舘さまの目が笑っていなかったのは、私も渡辺も気付いていた。








宮舘「…生半可な気持ちで付き合ってるようなら、幼馴染として、俺は認めないよ。」

渡辺「……なわけねーじゃん。俺はAだけが好きなの。もうA以外考えられないの。」







宮舘「………言ったね？」








こくり、と頷いた渡辺の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。


そんな渡辺を一目見て、舘さまはふわり、と笑って私に言った。








宮舘「…天ちゃん、メンバーの1人として…いや、幼馴染として、翔太をよろしくね。」








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宮舘「懐かしいね」

渡辺「俺、あの時1番涼太怒らせちゃ駄目だなって思った」

「確かに」







今では3人だけの、笑い話。

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