42話 ページ1
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『え、…っと…
とにかく二人から逃げなきゃ、って思って…
"
ダグナ「その時のデカイ物音で、さすがに起きたよな？」
兄上は眉間にシワを寄せながら、そうキルアに問う。
キルア「ああ…」
ダグナ「じゃあなんでA達の後を追わなかった？」
キルア「……ワリィ
イルミのオーラを感じた途端に…怖くなった」
ゴツッ‼‼
キルアは怪我人だというのに、兄上はそんなキルアの頭を殴った。
ダグナ「怖い？
イルミのオーラを感じただけで？
お前の過去に何があったのかは知らんが、これだけは言える
一番恐怖を感じてたのはAだ
ヒソカとイルミの二人と対峙する恐怖
だけどな、Aは
二人を目にしてその場を動こうとする勇気
それを持っていた
そんなAを、オーラだけで怯えてるチキン野郎が本当に守り切れるのか？」
キルアは俯いたまま、下唇を噛み締めた。
キルア「……ッワリィ……」
悔しそうにそう言うキルアを見て涙が出そうになる。
ダグナ「そして今度はアルカを宿に置きっ放しときた」
……あれ…？
ちょっと待って…
『あの二人は……偽物だったんだよね…？』
ダグナ「ああ」
『じゃあ本物は…今、何処に…‼‼
ッ私アルカちゃんのとこ行ってくる‼‼』
そう言って足を一歩踏み出した瞬間。
ガシッ
キルア「行くな…っ」
辛そうな表情で私を見つめるキルアに少々困惑する私。
『でもアルカちゃんが…』
キルア「アイツは大丈夫
「アルカに対して敵意を持った奴が近づいて来たらソイツを、複数なら全員遠くへ飛ばせ」
って命令したから」
その言葉を聞いて私が安心していると、キルアにグイッと引っ張られた。
キルア「だから…俺の側を離れないでくれ」
『……キルア…っ///』
バチーン‼‼
キルア「痛ッ⁉」
ダグナ「なに俺の前で俺の可愛い妹とイチャついてんだア"ァ？」
ピキピキと青筋を立て、真っ黒い笑みを浮かべる兄上。
すると、突然柔らかい表情になったかと思いきやキルアの頭に手を伸ばし、わしゃわしゃと乱暴に撫でた。
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しゃーぺん@彩(プロフ) - razubeery_3さん» わわわ…！！そう言ってもらえてとても嬉しいです！！ご愛読ありがとうございます！！ (2020年5月12日 12時) (
レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
razubeery_3(プロフ) - 最高すぎました...死にそうです...こんなにも最高な小説があっていいのでしょうか...とりあえず最初から読み直して来ます...好きです...。 (2020年5月12日 11時) (レス) id: c796482f77 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 彗さん» そう言っていただけて、本当に嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年12月20日 7時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 最高です。それしか出てきません。（笑） (2019年12月20日 1時) (レス) id: cf7fdf27c9 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - Mizuさん» 頑張ります！！ (2019年12月14日 18時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年5月2日 22時
