367話 ページ36
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ダグナ………
その名を見ただけで、鮮明に蘇ってくる兄上の笑顔
そして、血に染まった兄上の……辛そうな表情
『……ど、して……
…‼』
私に実の兄がいた事に驚きを隠せずにいたが、ハッと我に返ってゴンを思い浮かべた。
今、兄上の事を考えてる暇は無い
絶対に、ゴンを救けるんだ…‼
兄上の事はその後でもいい
私の決意は、決して揺らぐ事は無かった。
キルア「A、行くぞ」
いつの間にかアルカちゃんを姫抱きにして、扉の前に立っていたキルア。
うわぁ…紳士だ…←
普段は悪魔面を晒してるキルア
だが今は、妹に対する愛情が満ち溢れていていつもより表情が柔らかかった。
キルア「親父、開けてくれ」
キルアは真剣な顔に戻り、監視カメラに向かってそう言った。
シルバ「ダメだ、お願いはそこでしろ
お前達を外に出す事はできない」
キルア「親父、俺達やっぱり親子だね
別の所から来た"何か"
そう言ったよね？
俺も、実は黒目の時のコイツを"ナニカ"って呼んでるんだ
俺達行くよ
俺の尻拭いは俺がする」
すると、キルアはアルカちゃんの方に目線を向けて口を開いた。
キルア「"ナニカ"
30分以内に、この山から俺達が一緒に出られなかったら
母親を、殺せ」
『…‼』
私は目を大きく見開いて、キルアを見た。
エグいこと考えるなぁ…やっぱりキルアはキルアだったわ…←
ミルキ「なッ、キルア‼お前…‼‼」
キルア「30分以内に俺達3人が一緒にこの山を降りられたら
俺のほっぺにチューしろ
…分かったな？」
なッ……なんですと……‼⁉←
……あ、いや、そうだよね、うん
兄妹だもんね‼なにショック受けてんだろ私ってばもう‼‼///←
アルカ…ナニカちゃんは、黒いオーラの様なものを纏いながら黒目の視線の先を監視カメラに向けた。
ナニカ「あい」
きっと今頃ミルキ達は大焦りしているだろう。
キルアは再び「親父、開けてくれ」とシルバに頼む。
ガラララ…
目の前の厳重な扉が開く。
私達はその先へ足を踏み入れ、歩き出した。
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しゃーぺん@彩(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» そう言ってもらえてとても嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年5月5日 17時) (
レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - イルミのシーンでマジ萌えました!!!!いやほんと凄いです!!!! (2019年5月5日 17時) (レス) id: a6a42def20 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米ｸﾝさん» ありがとうございますぅぅ！！！更新頑張りますね！！ (2019年4月18日 18時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米ｸﾝ - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいｯｯ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月18日 15時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» 絶対見ます！！更新頑張りますね！！ (2019年4月15日 22時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年4月5日 1時
