366話 ページ35
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シルバは、最後のお願いがミルキの「パソコン」だと言っていた。
どこまでがアルカちゃんの「大きい」なのか分からないが、
億万長者で「肝臓」とか「脳みそ」をおねだりしてくるのだから「パソコン」で「命」をねだってくることはほぼ無いだろう。
アルカ「おーきーてー！」
私はハッとして、すぐにパーカーの中から顔を出す。
『ばぁっ‼』
アルカ「あっはは〜！Aお姉ちゃんも上手〜！」
キルア「お前も出来るんだな、ソレ…」
冷や汗をかいてそう言うキルアに、私は苦笑いで「うん」と返した。
その後、私達はしりとりをして遊んだ。
アルカ「もっかいやろ〜！」
キルア「いいよー」
いいなぁ、兄妹って
私にもお兄ちゃん欲しかったなぁ
ズキッ
『ッ……？』
私の頭を金槌で殴られたような、そんな痛みが走る。
そして私は息を荒げ、その場に蹲る。
何故…？何故急に…⁉
突然、過去の記憶が頭に流れて来たのだ。
キルア「A⁉どうした…⁉」
アルカ「Aお姉ちゃん‼」
すると次の瞬間、私の脳裏に一つの人影が浮かんだ
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私にも……
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お兄ちゃん…兄上が、
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いた……？
『……‼‼』
何で忘れてたの…⁉
いつも、私を慰めてくれてた…
強くて、優しい兄上が…いつも、私の隣にいたのに
『記憶から、完全に排除されていたなんて…』
一体どうして…⁉
突然思い出した事に戸惑いながらも、心配そうな顔をしている2人に笑顔を向けて「なんでもないよ」と言った。
そして2人が遊んでいる間に、カバンから母上の日記を取り出した。
ペラペラと捲り、最後のページに目を通す。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
これをお前らに託す
俺の妹と会ったら、この日記を妹に渡してくれ
お前ら、妹に手を出すなよ
大事な俺の妹だ
……守りきれなかったんだがな
まぁ、とにかく怪しまれない程度に優しく接してやってくれ
お前らクモだろ？Aは頭が良いからお前らに急に優しくされたら怪しむに決まってんだからな！
もし妹に手出したらまたお前らを痛い目にあわすぞ^ ^
A、元気か？
ごめんな、俺…お前を見捨てた…
もし俺と会う気があったら…天空闘技場の200階まで来い
直接謝らせてくれ
ダグナ＝チルニス
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しゃーぺん@彩(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» そう言ってもらえてとても嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年5月5日 17時) (
レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - イルミのシーンでマジ萌えました!!!!いやほんと凄いです!!!! (2019年5月5日 17時) (レス) id: a6a42def20 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米ｸﾝさん» ありがとうございますぅぅ！！！更新頑張りますね！！ (2019年4月18日 18時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米ｸﾝ - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいｯｯ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月18日 15時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» 絶対見ます！！更新頑張りますね！！ (2019年4月15日 22時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年4月5日 1時
