321話 ページ36
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ゴン「本気でいいの？」
モラウ「ふざけんな！少しでも手加減したらてめェは不合格だ‼」
ゴン「分かった」
ゴンは目を瞑り、眉間にシワを寄せた。
…今、カイトが敵にやられた事を思い出しているのだろう。
ザワッ
ゴンから殺気が溢れ、モラウは冷や汗をかく。
モラウの方こそ、覚悟できてないんじゃないの
ゴン「最初は…」
本気のゴンに殴られる覚悟がさ。
ゴン「グー‼‼‼」
ゴッ‼‼‼
ゴンは怒りと悲しみに満ちた顔で、拳に力を込める。
ゴン……
私はそんな顔、見たくないよ……
私の足は自然とゴンの方へ向き、歩き出していた。
それはキルアも同じで、2人でゴンの肩に手を置く。
キルア「ゴン」
『もう十分だよ
…ね？モラウ』
モラウ「あ…ああ」
すると、ゴンは我に返ったようにハッとして、私とキルアの顔を交互に見る。
ゴン「キルア、Aサンキュー！
ごめんなさいモラウさん！
ホントに殺しちゃうとこだった」
そう言って両手を合わすゴン。
その言葉を聞いたモラウが突然笑い出した。
モラウ「まいったぜ、完敗だ！イカれ具合も言うことなしの一人前だよ」
その顔はどこか嬉しそうで、笑みが絶えない。
…モラウって……
『ドMか((ボソッ』←
キルア「おい」←
ベシッとキルアに叩かれ、大人しく黙り込む私。
モラウ「ここからは別行動だ
それぞれのやり方で指令を全うしよう
ゴンとキルアとAは望み通りネフェルピトーを
ナックルとシュートはモントゥトゥユピーって奴担当で
健闘を祈る‼‼」
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年3月31日 3時
