【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ32)

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317話ページ32

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キルア「Aがやられてる間、
俺……ただ突っ立ってた

Aを助けずに、ずっと…」

『そんなことないよ』

私はキルアの頭を撫でてそう言う。

『私が首掴まれてる時、アイツのこと殴ってくれたじゃん！

「やめろ！Aを離せ！」って』

声真似をしてそう言う私に、「全然似てねー」と笑いながら言うキルア。

『…よし！ゴン達の所へ戻…ったぁ‼‼』

キルアから離れて立ち上がると、激痛が私を襲い膝を地面につける。

キルア「無理すんなよ！俺がおぶってやるから」

『ん…ありがと

重いって言ったら殺すからね』

キルア「重っ」←

『おいコラ』((←

私達はゴン達のいる所へ向かいながら会話をする。
そして目的地へ着くと、私達は目を見開いた。

『えっ、ゴン達は⁉』

キルア「いない…⁉」

荷物も置きっ放しだし…‼‼

焦った私達は走って宿まで戻り、部屋の扉を開けた。

キィ……

そこには、正座で紙に何かを書いているゴンと、それを仁王立ちで見ているパームがいた。

部屋の床一面には字が書かれた紙がズラリと並んでいる。

『何してんの⁉;;;』

パーム「あ？決まってるでしょ、罰を与えてるのよ

私の気持ちを踏みにじった罰!罰‼罰‼!」

キルア「ふざけんなよ、無理難題ふっかけてんのはお前の方だろ」

いやまぁ…とにかく無事でよかったけど…

パーム「ほっといて、関係ないでしょアンタには」

キルア「そりゃこっちのセリフだバーカ‼

俺達の前から消えろ‼」

そう言った途端、パームが無言でキルアを見る。
え、何その目…怖い怖い怖い！;;;←

パーム「…その怪我どうしたの？」

キルア「特訓だよ、文句あっか」

パーム「増やしてあげる」

パームは包丁をキルアの額に刺そうとする…が、キルアはそれを一瞬で避けて口を開いた。

キルア「無理だよ、アンタの包丁なんか眠ってたって避けれる」

次の瞬間、パームは意味不明なことを叫びながら私達に包丁を向けた。

パーム「待でぇぇえ"え"え"っあ"あ"あ"‼‼

ごろ"ず‼あ"っ‼ごろ"ず‼‼
う"あ"あ"あ"‼‼‼」

キルアは私とゴンを両脇に挟み宿から出て、パームとリアル鬼ごっこを始める。

『ぎゃああああ‼‼ちょっ足速ッ‼‼』

キルア「捕まえてみろよバーカバーカ‼」

『挑発すんなってぇえええ‼‼』