【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ19)

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304話ページ19

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闘ってから20分が経過している
さらにゴンはジャジャン拳3回使っている…

もう一度ジャジャン拳を使うとしたらあと1～2分あるかないか

それが全力で戦える限界…‼

ナックル「…ゴン

俺に全力を出せとかぬかしたが、まだまだ今のオメーは俺の敵じゃねェ‼‼

オメーが」
ゴン「最初は…」

キ「『‼⁉』」

ゴン「グー‼」

な…何で…⁉
何をする気なの…⁉

ダメージも隙もないナックルに対してあの距離…‼
これじゃ攻撃自体がまず当たらない‼

正真正銘これがゴンの最後の攻撃…

これで終わる‼‼

ゴン「ジャン‼ケン‼

パー‼‼」

放出系の攻撃…‼
でも、グーに比べたら低レベル…

ナックル「オラァ‼‼」

ゴン「あいこで」

あいこ‼⁉

…そうか‼
放ったオーラを目隠しに背後へ…‼

ゴン「グーー‼‼」

ドゴッ‼‼‼

バタッ

ゴンはナックルを殴ると、そのまま前へ倒れ込んだ。

ナックルは冷や汗をかきながらそんなゴンを見る。

『…ゴン、お疲れ』

私はそう言ってゴンを背負い、ナックルに背を向けた。

ナックル「どこ行くんだ？コラ」

『帰る』

ナックル「オメーらは闘んねーのか

俺は余裕だぜ？」

キルア「あんたはゴンがまた明日相手になる
きっと今日みたいなわけにはいかないぜ

俺らはシュートを倒す」

ナックル「ゴンに言っとけ

明日は…本気でやってやる
死ぬ覚悟で来いってな‼‼」

キルア「まるで自分に言い聞かせてるみたいだぜ

ホントにやれんの？」

ナックル「ったりめーだコラ‼」

私はその場に立ち止まり、振り向く。

『明日…

貴方が勝つならいいよ。全力じゃなくても

でも、もし貴方が力を出し切らずに負けたら許さない

貴方を一生、許さないから』

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ビスケ「安心しな

万全な体調で明日戦えるようにマッサージしておいたわさ」

沈黙が部屋の中に流れる。

ビスケ「キルア、A」

私とキルアはビスケの方に視線を向ける。

ビスケ「勝負よ、あたしと！」