【H×H】私、ゾルディック家の長女に転生しました！【トリップ】

心/言葉「「入れ替わってる！？」」 ページ41

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すると今度は真剣な顔になり、私に一歩二歩と詰め寄る。






『キル…？』






「…そりゃ、兄弟だけどさ……



兄弟の前に異性同士だろ、俺ら

少しは意識してくれたって…」







キルアはブツブツと呟きながら私を木に追いやる。







『な、なに………









ハッ…‼』








まて、さっき私キルアになんて言った？そしてなんて思った？







キルアのせいで萌え死ぬとこだったんだから…

(まったく、キルったら…)









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うん、完全に君の前○前世からの君○名はしちゃってるね‼‼((←








『キル…待っ』





とんっ






『…⁉』









木に追いやられた私の両側に伸びる腕。





そして私と少し身長差が開いているキルアの暗い表情。









……ちょいちょいちょいちょい‼‼

これ壁ドンすか？あのドンからのキュンで噂の？てか木ドンかこれ？←









「………俺みたいな子供じゃ…







ダメ？」









子供っぽい口調と裏腹に、キルアの表情は大人っぽさを帯びていて。









予想外すぎたこの展開に、私の脳内を埋め尽くす、恥ずかしいという感情。









＿＿＿＿＿それと同時に、「悲しさ」。









キルアは…"私"にそう言ったのだ。






"私"にこんな行動をとっているわけで。









私を対象に入れてくれないのは当然。








………分かっている。









家族からの愛を、…誰かからの愛を、心の何処かで常に求めていた私からしたら








こんなこと…悲しくなんてないはずなのにね。









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「…！A、姉…？」








私の頰に、生暖かい何かが伝う。









目から出てくる液体と言えば涙しかないのに。
その時は「これは何だ」と、疑問しか浮かばなかった。









『キル……この際だから、言っておくけれど









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貴方は最初から………









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"私" から "本当の愛" なんてもの、





貰っていなかったのよ』









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この場の空気が、凍る。

本当の私→←私の脳内噴火活動エグいんだが。

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