【H×H】幸福と不幸【特別編】

. ページ27

.








チュン、チュン








『………






…‼ゴン、キルアっ‼』







私は冷や汗をかきながら二人の方を見た。







ゴン「ぅ…〜ん……」




キルア「ッてて…ずっとここで寝てたのかよ…」







そう言ってキルアは自分の足を摩り、私と目が合うと目を見開いた。







キルア「おまっ、なんで泣いて…‼」








私の目からは、一粒の涙が零れ落ちていた。








ゴン「まだ何かアイツらに…⁉」




『違うっ、違うよ……








安心、したの…








二人とまた…こうやって、
一緒にいられると思うと…安心して……』






涙を零しながら微笑む私に、二人はホッと安堵したような顔をした。






キルア「…A……もう、離さねぇから…」





キルアはそう言って私の頭を撫で、優しく微笑み返した。









ゴン「やっぱり、笑顔のAがいっちばん可愛いよ！」









私とキルアは数秒固まり、

「『出た、天然タラシ…』」←



ゴン「？」



キルア「っく、ふはは…」



『あっはははは‼』





首を傾げるゴンがおかしくて、大笑いする私とキルア。





ゴン「な、なになに⁉どうしたの二人とも⁉」





『別にー？ね、キルア……ぷっくく…‼』



キルア「俺に振るなよ…っははは‼」




ゴン「⁇?」









………ああ、またこの幸せが戻ってきてくれた。









キルア「っつーかホントスゲーよな、Aの能力


元々千切れてなかったみてーに完璧にくっついてる」



ゴン「ねー…‼







……って、キルアはぐらかしたでしょ！」



キルア「べっつに〜？」









『ふふ…っ』









___________本当に、幸せだ。









あの時私に力を与えてくれたのは、やっぱり私の仲間達だった









ありがとう









私の大切な友達…

【作者から】→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す