【H×H】幸福と不幸【特別編】

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私はルブゥに指を向け、その先から中サイズのオーラを放つ。







ルブゥ「ワオ！放出系なんだぁ









………‼」





そのオーラはルブゥを拘束し、身動き一つ取れないようにする。





私はユラリと立ち上がり、ルブゥの元へ足を進めた。





そして掌をルブゥに向け、オーラを溜めて3倍の威力にする。






ルブゥ「………もしかして、僕の能力のこと忘れてたりする？」






……忘れるはずがない。






私から大切な人達を奪った、そんな消し去りたい程の能力を…。







…でも、そんなの怖くない








『い"ッ……‼‼』







頭の中でキィィン…と音が鳴り響き、私の脳を刺激した。







ルブゥ「今から君に、二つの選択肢を与える」







私には、大好きな仲間達に出会わせてくれた能力がついているもの。







ルブゥ「一つ目








Aの右腕が千切られる









二つ目









君の仲間が死」
『私の右腕が千切られる』







そう即答し、ルブゥに余裕な笑みを見せる私。







選択に迫られている間の苦しみが嫌だから、即答できる選択肢がある限りは即答していこう。







ルブゥ「ふぅん……つまんないの









……ま、いーや」






私はルブゥの「選択」という念能力の効果により、無意識にルブゥの拘束を解いていた。






私は無言で右腕を差し出し、目を瞑った。






ルブゥ「んじゃ………









いっくよぉ……‼‼‼」









ミチミチ………ブチッ


『ッぎ…ぁ……』





ルブゥは私の頰を手で包みながら、右腕をゆっくりと千切っていく。

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