第九話 確認 ページ10
「よし、おっけおっけ!」
満足そうにアメリカ製のアサルトライフルーー通称PDRーーを軽々と抱え、シャルは満足げに廊下を歩いている。
「重くないのか?それは1.5kgはあるだろう」
フーゴの問いに「へっちゃらへっちゃら!」と言ってまた頬擦りをする。因みに1kgは牛乳パック一本分の重さなので割とある。
「でも、私のスタンドを確認しておきたいって、なんか新鮮だな〜。前の…ボス?はそういうの絶対にしなかったし」
「また今度ポルナレフにも知らせとかねえとな」
「ポルナレフ?誰それ?」
「うちのNo.2だよ。今はちょっと別の所にいるけどな」
「ふうん」
シャルがやりあってみたいなー、と零すと「シャレにならない」と二人に制された。
*
「武器決めました!えっと、ここでスタンドを出して良いんですよね?」
「構わないよ」
「了解です」
机に銃、手榴弾、閃光弾を淡々と並べてシャルは向き直った。
「ストレングウェポン!!」
後ろから目が弾丸で出来た、ピンクを基調とした人型のスタンドが現れた。そして並べた武器を殴ると、一瞬ぐにゃりと武器が歪み、何事も無かったかのように元に戻る。
「…これだけ?」
「はい。PDRーー銃は私が運びやすいようにちょっとだけ、軽くしてます。でも、どれも火力が大幅にアップしてて普通の人相手なら銃火器は即死モノですよ。」
にひひ、と笑うとまたスタンドが元に戻った。どうやら、スタンドが消えても解除は命じなければされないらしい。
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するめ - 恥パは一応公式の小説みたいですよ! (2021年4月3日 18時) (レス) id: 50fbe8b344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茜 | 作成日時:2019年4月8日 0時