作戦開始 ページ31
私の手は、マチにより解放され
ゴンとキルアは鎖を自力で引きちぎってから拘束されることもなく
大人しくパクノダと一緒に歩いていた
『腕、大丈夫ですか？』
関節ではないところが不自然に曲がった腕を見る
痛々しい
『応急処置くらいはしましょう』
Aのその言葉を聞いて、前を歩いていたゴンとキルアは足を止める
ポーチの中から大ぶりのナイフと包帯を取り出すと、ナイフを添え木代わりにして腕を固定した
パク「あんた達、なぜ逃げないの？」
「逃げるって？」
パク「恐らく手負いの私よりあんた達の方が足は速いわ
ここであんた達が逃げれば、こっちの切り札はなくなって鎖野郎は望み通り団長を殺せるのに
・・・何故そうしようとしないの？
アイツの仲間なんでしょ？」
パクノダの意見はごもっともだ
でも、すべてが丸く収まるなら
それに越したことはない
ゴンはそういうだろう
「仲間だからだよ！！仲間だから本当はクラピカに人殺しなんてしてほしくない！！
だから・・・交換で済むならそれが一番いいんだ」
応急処置が終わり、ちらりとパクノダの顔をみてみる
驚いたといった顔をしていた
『面白いですよね
パクノダさんなら、逃げてましたか？』
パク「そうね・・・団長がそう望むなら」
『きっと私もそうしていたと思います
でも、ゴンは純粋で優しくて・・・そんな考え、微塵もなかったと思います』
「どーしたの？！」
「はやくいこーよ！」
ゴンとキルアは私達を急かすように前方から叫んでいる
『行きましょう、パクノダさん』
空港に着いた私たちは無事解放された
もちろんその場にいたクロロも
すれ違いざま、先日渡した手土産について
クロ「あれはNo.120だな
お前が持っていたとは」
『使い心地はどうでしたか？』
「悪くなかった・・・とでも言っておこうか」
こんな会話をした
彼が随分前から探していたベンズナイフのNo.120
刃に毒を仕込むことが出来る特殊な形状をしているのが特徴だ
探していると話はきていたのだが、私が所持している為当然出回っている情報は出てこず・・・
ゴンとキルアの命には代えられないと断腸の思いで差し出したのだ
しかし、気に入ってもらえてよかった
早々に売りに出されることはなさそうだ
―――――
翌日から、クラピカが熱を出して寝込んだ
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みこ(プロフ) - メロンソーダさん» メロンソーダさんこんにちは！ありがとうございます\( °ω° )/頑張りますー！！ (2022年8月4日 7時) (
レス) id: e77f4d9956 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ(プロフ) - 続編おめでとうございます(* 'ᵕ' )イラストもお話も待っています 体調管理に気をつけながらも頑張ってください!! (2022年8月3日 22時) (レス) id: 30b889220d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこ | 作成日時：2022年8月3日 7時
