【HxH】私の捕食対象は。4【キルア】

掘り出し物 ページ43

「そーいやさ、Aの誕生日っていつ？」


『へ？唐突だね


どうして？』


「いや、冬ってのはきいたけどさ


それだけだったなーって」


『ふーん


11月！11月11日だよ


ピッキーの日！』


両手の人差し指を立てて、『覚えやすいでしょ？』とニッコリ笑うA


『そう言えば、キルアの誕生日は過ぎちゃったんだね』


「・・・？」


キルアはキョトンとした顔をしている


それもそうだ


彼は私たちに誕生日を明かしていない


「オレ、言ったか？」


『7月7日だよね？』


開いた口が塞がらないというのは、今の彼の顔のことを言うのだろう


『私を舐めてもらっちゃあ困るなー


ゾルディック家の皆さんの誕生日くらい、把握してますとも！』


「ゲッ！！マジかよ！！


そのうちスリーサイズとかまで言い出しそうだぜ・・・」


ケラケラと笑う2人


ふと、時計を見てみればもうそろそろ時間だ


『やば！もう時間だ


バラバラで動いた方がいいかも


キルア、何かあっても気が付けるように電話繋いでおこう』


私達は電話を繋いだ状態で各々先程見つけた商品の元に走った


―――どうだ？―――


『うん！大丈夫！このまま時間まで商品の所にいよう


その方がゼパイルって人も上げに来づらいよ』


―――OK


それと、変な奴がいたらすぐ離れろよ？


金より安全の方が大事だ―――


『分かってる！そんなに離れてないのに心配症だな』


―――あ゛ぁ？！もう心配してやんねーぞ？！―――


ふふっと笑えば、少しイラッとした口調で返事が返ってきた


時々口は悪いけど、なんだかんだでキルアは優しい


私はそういう所が・・・







そういう所が・・・






あれ、私・・・






キルアのこと










好き・・・？

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