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__翌日。
いつも通りに肩にスクールバッグをかけ玄関から出ると、昨日と同じように涼が待っていた。
「涼…おはよ」
「Aおはよ。よく俺の名前呼んでくれたね、ありがと」
涼はにっこり笑って私の頭を優しく撫でる。
なんだか恥ずかしくなってくる。
「さ、行こ!」
「あ、あのさ…」
「ん?」
早速一歩踏み出すと、涼から止められた。
「今日急いでも良い?」
「?別に良いけど……」
そう言うと、早速早歩きで学校に向かう。
それにしても、なんで急ぐんだろ…
私はその事で頭がいっぱいだった。
早歩きをして約5分で学校に着いた。
「ありがと…じゃ、後でね」
「うん」
学校に着いて涼が走り去っていく姿を見送る。
なんだかこういうの寂しいなと思ってしまう。
「Aおーはよー!」
「文実…おはよ。一緒に教室に行こ」
「良いよ〜」
昇降口前で文実と合流すると、一緒に教室へ向かった。
教室へ向かうと、涼の姿はなかった。何処に行ったんだろ……
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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2019年10月21日 21時