十二話 ページ12
彩side
彩｢…え｣
あまりにも驚く発言がぶっかかってきて、私はカチーンと固まった
か、かわ、かわいい！？
えっ、いや、私もなんで評価聞いたんだよと言った瞬間思ったけどさ！？
今の一言で全部ぶっ飛んだわ！！こ、こわっ！！
翔吾｢……な、なーんて俺が言うと思ったか！？
う、嘘だよ！！嘘嘘！！だ、だから忘れろ！！｣
そう顔を背けながら言っていても、なんの説得力もない
これは…ガチの発言だ
そう気づいた瞬間、私の胸がバクンバクンと大きな音をたてた
…でも、今は私は、それに気づかないフリしよう
彩｢そ、そうよね！！ほんとにそういうこと、や、やめなさいよ！！｣
そう私も顔を横に向けながら、精一杯言った
この胸の高鳴りは、変な事を言われたからだ
そんな感情なんかじゃ、ないはずだから
こいつだけは『そんな』対象じゃ…ないんだから
翔吾｢とりあえず！！行くぞ！！｣
彩｢お、おー！｣
夜の道を結城の後を付いて行きながら歩いていると、結城があっと言った
彩｢…どしたの？｣
翔吾｢いや、別にそんな大した問題じゃないんだが…
今俺ん家、料理とか何もないんだよなぁ｣
彩｢今から買いに行ってもいいけど？｣
翔吾｢この時間帯は、コンビニしか開いてねぇよ
うーん…どうするか…｣
この時間帯、という今の時刻は、10時ちょっと前
確かに、ここら辺のお店って十時には閉まっちゃうんだよね…ぎりぎりスーパーは開いてるけど…
翔吾｢というか食材？はあるんだけど｣
彩｢…ん？
じゃ料理すればよくない？｣
そう私が言うと、ギグっとしながら無言になった
…こいつ、まさか…
彩｢…もしかして、料理下手？｣
翔吾｢…まぁ、世間的にはそう言うかもしれないが…
俺的には個性だと思っている！｣
そうかっこつけて言っているが、それただの料理下手だから
そうツッコミを入れようとした時、いい考えが頭に浮かんだ
彩｢…じゃあさ。
いい考えがあるんだけど｣
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未麗 - びっくりするくらい面白いです！ (2022年3月13日 21時) (
レス) id: 662d0a9b46 (このIDを非表示/違反報告)
春 - この作品大好きです。更新頑張ってください! (2021年10月24日 17時) (レス) @page21 id: 1a52a06ab6 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - この作品好きなので更新待ってます！ (2020年5月9日 21時) (レス) id: 62402bd543 (このIDを非表示/違反報告)
世羅 - 少し彩の性格と口の悪さが・・・だけど新鮮で面白いです (2020年4月5日 21時) (レス) id: 635a6689c3 (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん - とっても、おもしろいですね！もう更新しないのですか？悲しいです。。。私は、更新待ってます！頑張ってくださいね！ (2019年11月22日 19時) (レス) id: 65a8024b6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：私の番です | 作成日時：2019年9月28日 16時
