６．廃ビル(2) ページ7
乙骨side
僕と真希さんはうじゃうじゃ湧いてくる呪霊を払っていく。
階数が上がるごとに強くなっていくのがわかる。
「くそっきりがねーな！」
おそらく最上階に1番強い呪霊が潜んでいる…
それは四級や三級どころじゃないかもしれない。
そんな気配を感じていた。
ガシャーーーンッ
三階にまで上がった時、大きな物音を立ててビルの真ん中に壁ができた。
その壁は七色にキラキラと光っている。
「真希さんッ！！」
その衝撃で僕と真希さんは壁越しに離れてしまった。
その壁をどんどん叩いてみるが返事はない。
それどころか、触れたら呪力が吸われるような感触がした。
「一体、どうなってるんだよ…」
パニックになる中、砂埃の中から人影が現れる。
「？！誰だ！」
刀に呪力を込めて構える。
『初めまして。乙骨憂太君』
黒く長い髪を靡かせて現れたその人は、とても美しい女の人だった。
僕は動けなかった。
ウォォォアオ！
その時彼女の後ろから大きな呪霊が襲いかかってきた。
今の僕には何級かなんてわからない。
だけど、狗巻君との任務の時現れたあの呪いぐらい強い気を放っていることはわかった。
「危ないっ！！」
僕の刀は間に合わない、助けられない、そう思った。
が、すぐにその考えが浅はかだったと思い知らされる。
『天ノ羽衣 "突(つき)"』
そう小さく呟いた時には、呪霊は先程現れた壁と同じ様なものに突き刺さっていた。
そして、蒸発するかの様に消えて行った。
その時微かに虹色に輝く帯の様なものが、強く光った気がした。
その光が彼女まで集まるようだった。
「な、何が起きたんですか」
『心配しないで、今は私はあなたの敵じゃない』
彼女は悲しさを含ませながら、微笑んだ。
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yoku(プロフ) - 鬼滅より呪術派さん» 私もどちらかといえば呪術派ですね😚 (2022年12月24日 23時) (
レス) id: 39058f50de (このIDを非表示/違反報告)
鬼滅より呪術派 - (ﾟ∀ﾟ)ｱﾋｬ (2022年9月13日 10時) (レス) @page10 id: e04f466ec6 (このIDを非表示/違反報告)
yoku(プロフ) - 花梨さん» 登録、させていただきました！！！私も更新、楽しみにまってます！ (2022年6月6日 23時) (レス) id: ea5a80f8a8 (このIDを非表示/違反報告)
花梨 - yokuさん» はい! 題名は、《呪術廻戦》孤独な愛情と言います。 (2022年6月6日 16時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
yoku(プロフ) - 花梨さん» そう言っていただけるととても嬉しいです！！はい、ぜひ読ませて頂きたいです！！！ (2022年6月6日 9時) (レス) id: ea5a80f8a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yoku | 作成日時：2022年5月29日 22時
