MAJOR 第２シリーズ part3 (ページ1)

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第十一話また・な…４ページ1

〈三船東学校〉

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ー放課後ー

放課後になり吾郎が先に帰ってしまいAも帰ろうとすると先生に呼び止められる

A「どうしたんですか先生？」
先生「お前の兄に頼まれてな…これ、渡してもらえないか？」
A「はあ…なんですかこれ？」

先生から謎の茶封筒をもらう

先生「体育科推薦の学校の一覧の紙だ。勉強に不満があるお前の兄が頼んできて、用意したんだが何処へ行ったんだ？…全く」
A「…分かりました。渡しておきます」
先生「すまんな」

先生はそう言い去っていき、Aは不安そうな顔で茶封筒を見る

A「吾郎…諦めるのかな」

〈家〉

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家に着き「ただいま」と言うと桃子が出てくる

桃子「A、吾郎と一緒じゃないの？」
A「吾郎まだ帰ってきてないの？」
桃子「そうなのよ…全く、寿也君はもう来てるっていうのに…」

A「そう…お母さん実はね…」

Aは桃子に吾郎が先生に頼んだ事、推薦の紙の事を話した

桃子「そう…」
A「私…寿君に会ってくる」
桃子「あ、…もう」

Aは階段で二階に行き、吾郎の部屋をコンコンとノックする

A「寿君…？」
寿也「Aちゃん！お帰り、お邪魔してます」

寿也は笑顔で言うとAも薄っすらと笑う

A「吾郎、待ってたの？」
寿也「うん…でも、まだ帰ってきて無いんだよね」

A(い、言えない…吾郎が勉強の事で海堂を諦めかけてるなんて…とてもじゃ無いけど言えない…寿君の悲しむ顔見たく無い)