純粋と汚れの涙H×H (ページ33)

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24話ページ33

あの後メンチさんの怒りは続き、味だけで審査をしていました

にしても怒こり方がすごかったな……

食に関してはメンチさんは別人のようだ

そしてとうとう私以外の合格者が出ることは無かった

メ「わり、お腹いっぱいになっちった！」

ハ「ってことはどうなるんだ…？」

メ「だーかーら最初に言ったとおり合格者
　は1名よ！」

貴「えっ…」

私だけ……？

するとメンチさんはケータイを取り出し電話をかける

メ「あーもしもし？第2次試験合格者は1人よ
　 ……………なんと言おうと変えるつもりは
　無いわ！！」

プツッ

そう言って電話も無理矢理切る

メ「そーいうことで！来年またがんばって
　ね〜」

貴「あ、あのメンチさ(ドゴオーン！」

ト「ふざけるな！俺が目指してるのはコック
　でもグルメでもねえ！ハンターだ！！
　美食ハンターごときに合否を決められた
　くねえな！！」

貴「ご……とき？」

さっきまでは、私からも試験のやり直しをお願いしようと思ったが
コイツの言葉で一気に吹き飛んだ

貴「ハッ、お前の頭はなんのためにある？」

ト「んだテメェ」

貴「質問してるのはこっちだよ
　まず、私はお前が美食ハンターを侮辱
　するのは許せない」

ト「テメェ合格者だからって調子乗ってんじゃ
　ねえよ」

貴「いいか？その使えない頭でよく考えて
　みろ
　ハンターとはまず命の危険がある仕事だ
　美食ハンターにはしっかりと、
　 "ハンター"という文字がついているだ
　ろ？その時点で美食ハンターの仕事にも
　命の危険性があるということ
　私はある物のために命を掛けてでも探す事
　は、ブラックリストハンターや、
　幻獣ハンターとなんら変わりは無いと思う
　そんなことも考えられないでハンターを
　目指すなんて100年早い、
　食べ物はひとの幸せにも繋がる、それをさ
　がしている人達を侮辱するのは許せない
　もし私の言い分がおかしいのなら、なん
　とでも言うがいい」

ト「く、クソがー！」

やけくそだろうか？

トードーは私に殴りかかってきた

するとブハラさんが吹き飛ばす

メ「ブハラ余計なことしないでよ」

ブ「でもメンチがやったらアイツのこと料理
　しちゃうだろ？」

メ「まあね……
　セイラ、ありがとうね」

貴「いいえ、私は思った事を言ったまでです」

？「それにしても合格者1人はちと厳しすぎや
　せんか？」