純粋と汚れの涙H×H (ページ11)

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7話ページ11

クラピカside

彼女からの視線に気づき目を向けた時は本当に驚いた

髪の色こそ違うが、海のように深い蒼色の瞳、
雪のように白い肌、すっきりとした顔立ち、
すべてがAと重なって見えた

走っている最中、私が上着を脱いぐと彼女の顔は赤く染まっていた
その目を少し大きく見開きながら顔を染める姿も、鈴のように凛とした声もAそのものだった

分かっている、Aはここにはいないこと、3人で誓いあった約束は果たされる事がないこと、もう会えないことも……

なのにどうしても彼女にAの姿を重ねてしまうんだ…………

緋の目の話をすると彼女は微笑んで前へ行ってしまった
その微笑はどこか影を思わせた

気分を害してしまっただろうか………

そうだろう、いい話ではないからな………

レ「悪いが俺にはお前みたいな立派な動機は
　ねえよ
　俺の目的はやっぱり金さ」

ク「っ嘘をつくな！」

レ「嘘じゃねえよ！！
　物はもちろん、夢も心も人の命だって
　金次第だ！」

ク「なっ、撤回しろ！
　クルタ族の事を言ってるなら許さないぞ
　！！」

レ「なぜだ？事実だぜ？……
　金さえあれば俺の友達は死ななかった！」

ク「……病気か？」

レ「決して治らない病気じゃ無かった……
　問題は法外な手術代だ
　だから俺はダチと同じ病気の子供を治
　して手術代なんていらねえってその子
　の親に言うのが俺の夢だった
　そんな医者になるには更に見たことの
　無い大金が必要だ
　分かったか？俺は金金金、俺は金が欲
　しいんだよ！！」

先程レオリオはこう言っていた

なあA、パイロ、私は新しい仲間を見つけたよ
確かに外は危険な事もたくさんあるけど、こんなふうに温かい人に出会えた

ゴン、レオリオ、
そしてキルアとセイラの事はこれから知っていきたい

"この5人で試験を乗り越えていく"

それも楽しそうだ

そんなことを思いながら一歩一歩未来へ踏み出していった

絶望と希望が渦巻く未来へと
　

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ついに100hit超えました！＼(^o^)／

今まで読んでくださってありがとうございますっ！

これからも純粋と汚れの涙をよろしくお願いします(｡＞﹏＜｡)