【d!】社会的地位の高い奴らからストーカー行為をうけているんですけど解決策をください

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頭が痛い、何も考えられない

思考能力が著しく低下して、思うように体も動かせれなかった。なんだかさっきまでとても嫌な夢を見ていた気がする。
気がするだけで、本当見ていなかったかもしれない。

どれが現か幻か夢か。

手は空を切るように全てを滲ませた。

そんな時に誰かが手を取ってくれた。誰かはわからない。でもその人が私を救ってくれたんだ。その人と触れたら今までのモヤが少し晴れて口を動かすことも出来た。

あのよくわからない空間から抜け出せたことの嬉しさがわたしを満たした。


『あの人たちを＿＿＿＿して』

「わかった、よ。それで、みん、なすくわれる？んだよ、ね？」

たどたどしく回らない呂律で答えた。
盲信的に信じて私は首を縦に振る以外にできなかった。

『これ、これを食べたら、みんな＿＿＿＿だから。』

『きみも、』

『お前も』

『食べて？』

ガリ、と硬いものを噛んだ。
がり、ごり、がき、と歯で砕いて飲み込んだ。じわじわと目が回って、でも幸福感が私を満たした。

しあわせ、しあわ＿＿、＿＿＿＿、


何故か目から流れる水。カタカタと震える体、歯。
それでも口角は上に、

「わた、＿＿、し＿＿あわ＿＿」


ふわりとまた世界が揺れた。世界が滲んで、誰かが目の前に現れた。
その人は私を必死に呼んで運んでいた。

その部屋からでて、体が動いた。

『あの人たちを＿＿＿＿して』

ゆっくりと、腕を後ろに回した。

目の前の懐かしい人に口づけをして、それからフッと意識を闇に落とした。

もう、あの声は聞こえなかった。とても不安だ。怖い、怖い、さっきまで私に優しい言葉をかけてくれたあの人はどこかに行ってしまった。



ひんやりと、私のおでこに何かが乗せられた。さっきまで不安だったのに、なんだかどこか安心して。

「大丈夫、ゆっくりおやすみ」


心地のいい声に耳を撫ぜられて、私は目を閉じた

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