10パック目 ページ27
「ぱーてぃ?」
ある朝、私が起こしに行く前に皆が会議室に集合し、私が起きると書き置きがあった。それでここに来たのだが……
「ああ、2週間後にウフル国の立食パーティへ招待された。是非とも良い関係を結びたい。粗相のないようにな」
当然のように人員に加えられる。いや、そんなことを言われても
「あの、私が行く意味ってありますか?」
「俺の妻として参加だ」
「は?」
は?え?は?
グルッペンがさも当然のように言うがえ?ごめんは?何?
私が頭の中で1人グルグルと混乱した
「俺らもいやなんよ。でもしょうがないんやよ、
一国の代表として周りがむさ苦しい男だけやとメンツもたたへんから……。ごめんなあ」
まるでどこかの小動物が耳を垂れげた幻覚を見た私は頷かざるをえなくなった。この人自分の武器わかってるんだろうな……
私はこうして首を縦に振ってしまう。
「ホンマ!?よし!じゃあドレスとか俺が仕立てたるからな!楽しみにしておいてほしいめう!」
ぱあ!とわかりやすく喜ぶマンちゃんに私はくすりと笑ってしまう。
しかし、この後彼からのマナーレッスンなどで私が散々な目にあった。ということだけを伝えておく。
「さて、それではウフル国について説明しておく。ウフル国は資源大国だ。そして、今私たちの国は隣国も吸収し増える領土に反して圧倒的に資源が足りない。
そこで、ウフル国と良い関係を結び、貿易のキッカケにしたい」
「おし、ほんじゃあ配られた資料を見て」
がさ、と右上で留められた数枚の資料には写真や図でわかりやすくまとめられている。
中身を見てみれば城の地図や国の文化の歴史。今の経済や景気について
果てには現国王や女王、王子の好みまでもが文字としてキッチリ並べられている。
その他にも護衛には誰がつくか、グルッペンにはゾムとショッピ。トントンが側近として傍に。
オスマンにコネシマとシャオロン、私には……ひとらんくんとチーノくんが。
あまり関わりのないふたりに私はどきりとする。
2人の方を伺うと笑顔でよろしくと手を振ってくれた
「……と、こんなもんかね。また数日前に会議で呼び出して最終チェックもするからよろしくな。」
それじゃあ解散!
その一言に皆が部屋をゾロゾロと出た
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アリス - お疲れさまでした。とてもよかったです、これからも頑張ってください!!! (2020年10月4日 15時) (レス) id: 48980b5e27 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - だーーっ!!((番外編は結構甘々で面白かったですぅ…もう10周してきます!! (2020年5月25日 13時) (レス) id: f89a326571 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとるしか(プロフ) - どうしてもまたこの作品が読みたくなって、夜中サイト内を探し回り漸くたどり着きました…!!本当に大好きです…名作…!!何度も読み返したくなる素敵なお話を書いて下さり、本当にありがとうございます…(;ω;)また最初から読み直したいと思います!! (2020年5月12日 4時) (レス) id: 1ba63f4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
倉崎(プロフ) - ふぃやぁ!!!感動しました。お疲れ様でした!!!! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 27aa211cd5 (このIDを非表示/違反報告)
山内優菜(プロフ) - 完結お疲れ様でした!これが最後なのが残念です(TT)ありがとうございました! (2019年6月28日 20時) (レス) id: 6807067b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:根無し | 作成日時:2019年6月9日 12時