13話 ページ14
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目が覚めた翌日に私は任務に復帰。
見舞いに来た夜蛾先生からは「まだ休んでいてもいいんだぞ」と言われたが、万年人手不足の呪術界隈に所属しているにも関わらず怪我が完治して尚休む気は私にはなかったから丁重にお断りした。
五条や七海も見舞いに来てくれて、「うーわずっと寝てたからか？太ったんじゃね」と軽口叩く五条を姫抱きにして泣かせたり、「二度とあんな真似しないで下さい」と涙声で怒る七海を抱きしめたりと私の心も忙しかった。
そう。私の心は忙しかった。
「……夏油は？」
「知らないよ、任務じゃないの」
あれ以来、夏油に一度も会ってないのだ。
興味なさげにスパーッと煙草を吹かす硝子の隣で力なく項垂れる。
あれだけ熱烈な愛情表現をしてきてたのに、起きた知らせを受けても私の元に来なかったのが不思議でならない。
しかも現在私が座学の時は夏油は任務に出向いてる、もしくは体術で完全にすれ違う生活が続いていた。
「…授業も被らなければ廊下ですれ違うこともない。そんなこと、偶然の一言で済むか？」
「済まないね」
「………だよな」
つまり、私は夏油に避けられている。
思い当たる節はないが、大方ピアスを使わなかったことを怒っているとかそんなところだろう。
「ピアス使わなかったからって避けなくてもいいじゃんな」
不貞腐れた私の言葉に、硝子が大きく目を見開いた。
え、私なんか変なこと言った？
「あんたそれ、本気で言ってんの」
「…なんだよ、硝子も夏油の味方か？貰ったもん使わなかったのは悪いと思ってるけど仕方なかっ＿＿」
「あいつがAを避けてる理由、わかんないわけ？」
強い口調で遮られる。
目の前の女の顔は私が今まで見た中でも上位にくい込むほど厳しい。怒っている時の、顔だ。
「……なんで硝子が怒ってんの」
「いいから答えて。あんた、本気で分かんないの？」
「………わかんない」
夏油が私を避ける理由も、硝子が怒ってる理由も分かんねぇよ。
吐き出された言葉に硝子は眉間に皺を寄せて答えた。
「Aが、自分の気持ちも自分自身のことも大切にしないからだよ」
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らぅ(プロフ) - 夢主イケメンすぎwww最高ですwww (8月8日 8時) (
レス) @page23 id: f9b0273b6d (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - お友達のイラストもよわよわな夏油もつよつよの主人公も大好きでしたありがとうございました (2022年3月8日 3時) (レス) @page24 id: 3c352c4c7a (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 夢主ちゃんすごいかっこよかった！！これは惚れちゃうね！私も惚れました！ありがとうございます！！ (2022年1月17日 3時) (レス) @page22 id: 7f38ffe42c (このIDを非表示/違反報告)
お茶ん(プロフ) - チョット待って夏油サイコーすぎるWWW 五条に絶対普通に告った後のアピール用に金持ちラブ情報与えたのに、告る時点でのATMはもうネタじゃんWWW わらび餅さんサイコーですWWW (2021年8月30日 22時) (レス) id: f8c5dcff4c (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅。(プロフ) - あいりさん» あいりさんありがとうございます〜！夏油が惚れるのもわかる！と思っていただけるようなキャラにしたかったので、好きになってもらえてとっても嬉しいです〜！読んでくださってありがとうございました！ (2021年7月22日 20時) (レス) id: b794bc2212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび餅。
| 作成日時：2021年3月6日 17時
