百二十五話 ページ28
五条「A、帰ってくんの遅くねぇ？」
夏油「確かに、いつもはさっと終わらせて帰ってきてるけど。
今日は遅いね。」
家入「まさか、ほんとに猫になったんじゃ」
夜蛾「お前ら、授業に集中しろ。」
いつもより帰りが遅いAを同期が心配する。
彼らを注意する夜蛾も、内心は心配していた。
と、その時
ガラガラと後ろの扉が開いた。
家入「お、おかえり。遅かったね、、、は？」
五条「おかえり〜。、、、あ゛？」
夏油「二人ともどうし、、、え。」
三人プラス夜蛾の目線の先には、真っ赤な顔をしてスカートを握るAがいた。
彼女の頭には黒色の猫耳。
目のふちに涙を溜めて、軽く俯いている。
『きょ、今日から1キロぐらい距離とろ、、、ね？』
五条「せんせー！俺、幻覚が見えるみたいです。
神様のご褒美だと思うんですけど、堪能していいですか？」
夜蛾「ダメだ。
とりあえず、Aは席に座れ。授業の続きだ。」
『、、、はい。』
さっと、五条と夏油の後ろを通り抜けて自分の席に座るA。
三人からの強い視線に、Aはビクビクしながら授業を受けた。
夜蛾「今日の授業はここまで。」
そんな夜蛾の声と共に、五条がAの元へと飛んでいった。
五条「俺のため？」
『どちらかと言うと、お前のせいなのかもしれん。』
顔を近づけてくる五条の顔を鷲掴みにしながら答えるA。
夜蛾「なんでそんなことになった、、、。」
呆れたように聞く夜蛾に、Aが肩をすくめた。
『都市伝説を試そうとしている子がいて、、、。
庇ったらこんなことに。』
家入「完全に猫にはなってないよね？」
『そーそー。多分これのせい。』
Aが首の横にある傷を指差した。
夏油「痛そうだね。私が診てあげようか？」
『もっと酷いことになりそうだからやめとく。
多分、この引っ掻き傷の数で、呪いの強さが変わるんだと思う。
三本なら完全に猫になるのかな？
私は一本だから、耳としっぽだけっぽい。』
五条「え、しっぽもあんの！？」
『あ、やべ。口が滑った。』
目を輝かせる五条に、Aが死んだ目を向けた。
夏油「悟。あまりAをいじめないようにね。」
五条「いじめてくださいって言ってるようなもんだろ。」
『硝子〜。』
Aが家入の背中に身を潜める。
家入「飼いたい。」
『一番危険なのは君か。』
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わらび姫 - 嬉しいお言葉、ありがとうございます！体調に気をつけつつ、頑張りたいです！私も陰ながら応援させていただきます！作品見つけたい…！！ (3月28日 18時) (
レス) id: 3035369ad1 (このIDを非表示/違反報告)
星のクローバー - とても面白いです。呪術廻戦が好きで呪術廻戦の小説に初挑戦してます。ご縁があれば読んで頂けると幸いです。更新、頑張って下さい。体に気を付けて下さいね(^^)! (3月16日 7時) (レス) id: e6dc495827 (このIDを非表示/違反報告)
わらび姫 - ありがとうございます。最近は忙しいのでペースダウン気味ですが、これから徐々に戻していきます。いつでもリクエスト承ります。 (3月14日 23時) (レス) id: 47d5ac236a (このIDを非表示/違反報告)
モフッ! - リクエストありがとうございました(o*。_。)oお話面白かったです!!ゆっくりでいいので更新頑張ってください!! (3月4日 20時) (レス) @page31 id: d6a107cd49 (このIDを非表示/違反報告)
わらび姫 - 喜んでいただけてよかったです。リクエスト、いつでもお待ちしています！ (2月19日 9時) (レス) id: cdefdef0e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび姫 | 作成日時：2025年1月30日 16時
